ダレン・プリンスは、ムハンマド・アリ、ジョー・フレージャー、マジック・ジョンソンといったアスリートや著名人の代理人を行い、トップキャリアに君臨していました。しかし、プリンスには秘密がありました。彼は重度のオピオイド中毒に悩まされていたのです。
プリンスは現在49歳で、ロサンゼルスに住んでいます。10代の頃に野球のカードを売る事業を立ち上げ、そこから事業を拡大していきました。
著名人たちの代理人を務めている中で、ムハンマド・アリとジョー・フレージャーの仲違いの仲裁役になったこともあります。
プリンスのオピオイド中毒が始まったのは14歳のときでした。激しい胃痛を訴えたプリンスに看護師がオピオイドの一種であるデメロールを渡したのです。
プリンスは自尊心に問題があり、学習障害でもありました。ドラッグを服用して5分後には自信が出ることがわかったプリンスは胃痛があると噓をつき、何度もデメロールをもらうようになりました。こうして中毒が強化されていったのです。
プリンスはオピオイドなしでは食べたり歩いたりできない生活にまでなってしまいました。ドラッグの効果が効いているときは気分が高揚して、中毒であることを意識することはありませんでしたが、プリンスは時として自殺願望に襲われました。
2008年7月2日、プリンスは人生のどん底にいました。プリンスの絶望している顔を見て、恋人は薬物中毒から抜け出すプログラムを受けるように言いました。
中毒者として生きるのに疲れたプリンスは神に助けを求め、プログラムに参加することにしました。
2008年7月2日以降プリンスはドラッグに触れていません。
今となっては中毒の治療を求める人のための募金活動をしたり、中毒から回復した者として発言をしたりしています。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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