01─17年に消失した米国の自然地域は約1000万ヘクタール=リポート

[6日 ロイター] – 米有力シンクタンク「アメリカ進歩センター(CAP)」は6日、2001─17年に米国で喪失した自然地域は971万2455.41ヘクタール(グランドキャニオン国立公園9個分)に匹敵するとのリポートを発表した。

農業、エネルギー開発、住宅地拡大その他の人的要因が原因で、これにより、米国は気候変動による影響をより受けやすくなっているという。

リポートは、米国は自然地域の急速な減少を食い止めるため、2030年までに土地と海の30%を保護することに向け目標を設定する必要があると指摘した。自然地域は気候変動による最悪の影響や野生生物の絶滅から国土を保護する機能を持つという。

現在国立公園や自然環境保全地域などの形で保護されている土地は全体の12%、石油・ガス採掘などの探査作業から保護されている海洋区域は領海全体の26%となっている。

自然地域の消失が最も顕著なのは南部と中西部で、都市や農場、道路、発電所その他の開発が行われた地域が全体に占める割合は、それぞれ47%と59%だった。

2030年までに土地の30%を保護するには、既存の土地保全政策を、連邦・地元双方のレベルで強化する必要がある、とリポートは指摘した。

関連記事
米司法省は最近、IR事業をめぐり日本の政府関係者に賄賂を渡すよう指示して、中国企業のCEOを海外腐敗行為防止法違反の容疑で起訴した。
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。
11月18日、アメリカとフィリピンは軍事情報共有協定を締結し、両国の防衛関係を強化して中国共産党の脅威に共同で […]
サッカー日本代表は19日、FIFAワールドカップ2026アジア最終予選で中国と対戦。3-1で勝利したが、「アウ […]
中国サッカーが衰退する一因は、賭博を支配する官僚と警察の影響。胡力任氏によると、賭けが普及し、体制下での腐敗が進行中。