日米通商交渉、23日も閣僚協議継続 茂木再生相は首脳会談同席へ

[ワシントン 22日 ロイター] – 日米政府は22日(日本時間23日)、通商交渉の閣僚級協議を21日に続き米ワシントンで開いた。茂木敏充経済再生相は米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表との協議後、記者団に対して、23日も協議を継続すると明らかにした。今週フランスで開かれる主要7カ国(G7)首脳会議に合わせて予定されている日米首脳会談に同席する意向も示した。

茂木再生相は「相当、議論は煮詰まってきた」とし、米国との溝は「どの程度埋まったか難しいところだが、議論は進展している」と述べた。

今回の協議も所要時間は約6時間となり、2日間でのべ10時間以上の話し合いとなったのは、「これだけ大きな交渉で、幅広い分野について細かく議論し、お互い国益をかけて交渉しているため」と説明した。

23日も、関係省庁幹部による事務方協議を踏まえ閣僚級協議を行なう。事務方協議の進ちょく状況に関して茂木再生相は「進んだ部分はある。進んではいる」と表現した。

仏で首脳会談が行われた場合に具体的な成果が出る可能性を問われたが、茂木再生相は「まず、あす協議する」と述べるにとどめた。

※見出しの表現を修正しました。

 

(竹本能文 編集:田中志保)

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