2017年、フロリダ州をハリケーンイルマが襲いました。その際に、親と離れ離れになってしまったマナティーの赤ちゃんたちが救出されました。
それからしばらくして、2019年1月に、救出されたマナティーが元気いっぱいな状態で、オーランドにあるシーワールドで飼育されている姿が世間に公表されて話題になりました。
3頭の名前はホセ、デックス、そしてウルスーラです。映像の中では、飼育員が1頭のマナティーを左手で押さえながら、右手で哺乳瓶を探している場面が収められています。その後、飼育員がマナティーに哺乳瓶を差し出すと、マナティーは口を空けて、大きな音を出しながら離乳食を食べ始めます。
映像を投稿したマイケル・ジョージという男性は、ぜひ多くの人にこの映像をみて幸せな気分になって欲しいと願っているようです。
インスタグラム上で投稿された後、なんと4万回以上も閲覧されました。またFacebook上でも同じ映像が67万回視聴され、1万個の「いいね」が付けられ、5千回もシェアされるほど大好評です。
これらのマナティーの赤ちゃんは、フロリダ州の野生動物を保護する団体の手により、リハビリを行い、将来的に野生に戻すという目的でシーワールドに連れてこられたとジョージは説明しています。
マナティーの赤ちゃんは常に世話が必要であり、毎日3時間おきに、哺乳瓶から食事を与えなければいけません。気になる食事の内容ですが、この調製粉乳には、植物油、タンパク質源、ココナッツオイル、マカデミアナッツオイル、またパーム油が含まれているということです。
シーワールドのレスキューチームは、過去数十年間にわたり、怪我を負った、身寄りのない動物を31,000頭も世話してきました。最近でも、サウスカロライナ州にて、突然の寒波に襲われた大人のマナティーの集団が発見されました。凍傷で死にそうだった所を、レスキューチームは3日間、休むことなく働き、間一髪で救出することに成功しました。これらのマナティーたちは現在施設で治療を受けていると報告されています。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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