ビンラディン容疑者の息子殺害、トランプ米大統領が発表

[14日 ロイター] – トランプ米大統領は14日、アルカイダ指導者の故ウサマ・ビンラディン容疑者の息子のハムザ容疑者をテロ掃討作戦で殺害したと発表した。

ホワイトハウスが公表した声明の中で、トランプ大統領は、作戦はアフガニスタン─パキスタン地域で行われたと説明したが、これ以上の詳細は明らかにしなかった。

トランプ大統領はハムザ容疑者の死亡について「アルカイダから重要な指導力や、父親(故ウサマ・ビンラディン容疑者)との象徴的なつながりを奪い、組織の活動を大きく弱体化させる」と述べた。

ある米政府当局者は、ロイターに対して、ハムザ容疑者はアフガニスタンとパキスタンの国境付近で数カ月前に殺害された、としている。

殺害当時、ハムザ容疑者は30歳前後だったとみられる。アルカイダは2001年9月11日の米同時多発攻撃を実行。ウサマ・ビンラディン容疑者は2011年に米軍に殺害された。

ハムザ容疑者はその後、西側へのテロを呼びかけ、父親を殺害した米国に報復すると宣言。米国務省は2017年にハムザ容疑者を国際テロリストに指定した。

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