育児コンサルタントであり、自身も2児の母であるベサニー・ジェイコブスが母親として自分の経験を元に育児に疲れ切った世界中のお母さんへの詩を書きました。
「一人になりたくて、トイレに隠れているママへ」と彼女の詩は始まります。
「たった1分でいい、一人になりたくてトイレに隠れて一筋の涙を流しているママへ。
へとへとに疲れ果てて、このままベッドに倒れ込んで休みたいと思っているママへ。
食べているところを誰にも知られたくなくて、車の中で一人、ハンバーガーを口に押し込んでいるママへ。些細なことで子どもに怒鳴ってしまって、自分はダメなママだと罪悪感でいっぱいになりながら、ソファで泣いているママへ」
育児で毎日限界まで頑張っているお母さんたちに心に響く温かいメッセージが続きます。
「あなたはもう十分がんばっているわ。あなたは本当に大切な人。今はすごく大変な時期。やることがいっぱいあって、辛い時期。
でも、最後にはきっと報われる。今はとても大変かもしれない。みんなそれぞれ、悩みがあるの。みんな、口にしないだけで、本当は誰もが大変な思いをしているの」
そしてこの詩は、これからの希望を込めて終わります。
「かわいいお口であなたがあげたパンを美味しそうに食べている可愛い我が子。
ママがくれたパンで、お腹いっぱいに満たされて幸せそうにしている我が子。
美味しい食べ物をくれるママがいる、子供たちはそれだけで幸せ。
あなたは十分頑張っている。頑張りすぎている世界中のママへ。あなたは本当に素晴らしい」
ベサニーはこの詩を2016年12月に投稿し、フェイスブックで5000回以上もシェアされました。多くの母親たちから反響があり、コメントも数多く寄せられました。
2018年に「親の燃え尽き症候群」という調査が行われました。18カ月以上の子供を持つ母親10人にインタビューをしたものです。
その調査では多くの母親が育児に疲れ切ってしまうまでに「長い時間、自分を犠牲にしてきた」と感じているということが分かりました。母親たちは、「自分がもっと頑張らないと」と思いすぎている、とこの調査をした心理学者は説明しています。
ベサニーはまたウェブサイトも運営しており、母親たちの心の支えになっています。
彼女のメッセージは純粋でシンプルです―「あなたはもう十分頑張っている」
(大紀元日本ウェブ編集部)
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