米副大統領のベトナム訪問に遅れ、ハノイで「原因不明の健康事案」
[ハノイ 24日 ロイター] – 東南アジア歴訪中のハリス米副大統領が24日、ベトナムの首都ハノイに到着した。ハノイでハバナ症候群との関連が疑われる「原因不明の健康事案」が確認され、シンガポールの出発が3時間遅れていた。
米ホワイトハウスのサキ報道官によると、ハバナ症候群の症例がハリス氏の出発前にベトナムで報告されたが、確認されていないという。ハリス氏の出発前に安全性の確認が行われたという。
現地の米国大使館によると、副大統領府はハノイでの最近の「原因不明の健康事案(Anomalous health incident)」の報告について説明を受けた。
米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官は7月、これまでに約200人の米当局者やその親族がハバナ症候群で体調を崩し、その中に約100人のCIA職員とその家族が含まれると述べた。
ハバナ症候群はめまい、耳鳴り、頭痛、記憶障害などの症状を伴い、2016年にキューバの米大使館で初めて報告された。
ハリス氏のベトナム到着が遅れる中、ベトナムのファム・ミン・チン首相は中国の駐ベトナム大使と会談。チン首相は大使に対し、ベトナムは特定の国と協調して他国に対抗することはないと述べた。同会談の予定は事前に公表されていなかった。
ハリス副大統領はシンガポールで行ったスピーチで、中国が南シナ海で「威圧」と「脅迫」を続けていると批判していた。
関連記事
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。
インド政府は、中国からの安価な鉄鋼輸入を抑えるため、最大25%の関税(セーフガード)の導入を検討している。この […]