林外相、米空母エイブラハム・リンカーン視察 外相乗船は12年ぶり 乗組員を激励
林芳正外相は23日、日本近海において展開中の米空母「エイブラハム・リンカーン」をエマニュエル駐日米大使と共に視察した。日本の外相が米海軍空母に乗船したのは12年ぶり。
林氏はカール・トーマス第7艦隊司令官をはじめとする米海軍関係者と意見交換した。外務省によれば、厳しさを増す地域の安全保障環境から、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化することが不可欠であること、また「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて引き続き緊密に協力していくことの重要性を確認した。
林氏は乗組員と懇談し、インド太平洋地域の平和と安定への貢献に感謝を伝えた。そして自衛隊との連携や相互運用性の向上を含め、日米同盟の強化に引き続き尽力してほしいと激励したという。
関連記事
頼清徳総統は、訪台した日本の国会議員団と会談し、サプライチェーンのリスクや経済安全保障を巡り、日台の連携を一層深める必要性を強調した。
高市総理は著名クリエイターらと意見交換を行い、日本文化の世界発信を表明。外交現場で実感した「コンテンツの力」を背景に、550億円の基金を活用し、成長戦略として産業を強力に支援
日本とメルコスールは「戦略的パートナーシップ枠組み」を創設。貿易やGX分野で協力を深め、未来志向の経済関係を築く堅固な基盤を提供する。年明けには初会合を予定し、将来の経済連携に向けた議論を加速させる
12月、IAEAタスクフォースが第5回目となる安全性レビューのため訪日。放出実績の議論や現地調査の結果、安全が改めて確認された。今後も透明性の維持と国際的な理解促進が進められる
高市首相は中央アジア5か国と初の首脳会合を開催した。「東京宣言」を採択し、3兆円規模のビジネス目標やODA締結を含む「東京イニシアティブ」を立ち上げ、互恵的なパートナーシップの新時代を切り拓く