どんな職業にも楽しさと辛さがあり、それは外部には分からないかもしれません。飛行機でお客様にサービスを提供することが仕事である客室乗務員も、それなりの不愉快な事によく見舞われます。元客室乗務員が最近、客室乗務員を不愉快にさせる乗客の愚かな行為について話してくれました。
デイリー・エクスプレスによると、元客室乗務員で消費者専門家のジェーン・ホークス(Jane Hawkes)さんは、ほとんどの乗客は礼儀正しいが、中には客室乗務員を困らせるような行動や言動をする人もいると述べています。
ホークスさんはデイリー・エクスプレスに、いつも故意に質問してくる乗客がいると語りました。目の前のスクリーンにはフライト状況が表示されているにもかかわらず、飛行途中、客室乗務員に「今どこを飛んでいるのか」と何度も尋ねてくるそうです。
質問に答えない乗客もいて、客室乗務員が「コーヒーにしますか?お茶にしますか?」と聞くと、多くの人が「はい」と答えます。そのような乗客には本当に忍耐が必要です。
トイレのランプが「使用中」を示しているのに、乗客から「トイレは使っているのか」と聞かれるそうです。
航空運賃の値上げに伴い、預け入れ手荷物の代金を節約するために、機内持ち込みの手荷物だけという乗客が多くなっています。しかし、ホークスさんは、荷物は詰め込みすぎないように、また、重量オーバーの荷物はご自身で頭上の荷物入れに入れ、客室乗務員に依頼しないように、と注意を促しています。
ホークスさんは小柄で身長が157.5cmです。客室乗務員の最低身長基準をわずかに上回っているだけです。乗客から荷物を運ぶのを手伝ってほしいと頼まれるとパニックになります。
「スーツケースが大きすぎて、ご自身でさえ頭上の荷物入れに入れられないのなら、私はどうしたらいいのでしょう」と彼女は言います。
夏の旅行シーズンを迎え、ホークスさんは飛行機の乗り方のコツも紹介してくれました。彼女は、航空会社は通常、搭乗手続きをスムーズに行うために乗客をグループごとに呼び出すので、急いで長い搭乗待ちの列に並ぶよりも、座席に座って待つよう、アドバイスしています。
全員が飛行機に乗り込むまで待てばいいのです。座席はすでに予約済みで、手荷物しか持っていないのに、なぜ急ぐのでしょうか?急いで飛行機に乗っても、結局飛行機の中で長く待つことになる、とホークスさんは話しました。
(翻訳・金水静)
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