世の中にはたくさんの料理がありますが、みんなが好きな料理はそう多くありません。アイスクリームはその一つです。 シンプルなアイスクリームから、様々なフルーツやクッキーが練り込まれた複雑なものまで、この甘い味は多くの人を釘付けにします。
国によって料理が違うように、それぞれ独自の食文化に基づくアイスクリーム料理があります。その中でいくつか紹介します。
餅アイス(MOCHI)
日本初のもち米団子である「もち」を使って、アメリカ・ロサンゼルスの日本食レストランでは、中にアイスを入れた、一口サイズの餅アイス(MOICHI)が考案されました。
柔らかくて甘いもち米の皮で、冷たくてなめらかなアイスクリームを包み、一口サイズで、甘く重層的な味わいです。 皮もアイスクリーム餡も、抹茶、小豆、ゴマ、チョコレート、バニラなど、さまざまな味で作ることができます。
シンガポール、
ロティアイスクリーム(Ice Cream Loti)
食パンにアイスクリーム?と思うかもしれませんが、一度食べたら、この味を忘れられません。冷え固まったアイスクリームを白い食パンで挟み、アイスクリームが溶け始めると、まるでふわふわなケーキのような食感になり、食べ応えがあります。
また、他にも、コーヒー、ココナッツジュース、ブルーベリー、ドリアン、あるいは虹色のパンやアイスクリームなど、さまざまな味を試すことで、一度食べた方でも飽きずに食べられます。
マレーシア風小豆アイス、
アイスカチャン(Ais Kacang)
アイスカチャン(Ais Kacang)は、世界各地で有名なマレーシアの代表的なかき氷の一つです。
どのかき氷もクラッシュアイスをベースにしていますが、使用する具材は大きく異なることが多いです。 小豆氷は、その名の通り、小豆をまぶしたかき氷です。 その他、ゼリーやゼラチン、シロップなどもよく使われています。
屋台によっては、カーネルコーン、練乳、トロピカルフルーツ、砕いたピーナッツ、さらにはおなじみのアイスクリームなどの具材を入れることもあります。
アジアでは、小豆はデザートにコクを与え、過剰な甘さを中和するため、デザートによく使われます。 練乳で、甘さが十分にあるかき氷の場合は、煮た小豆を少し入れるのがポイントです。
揚げアイス
冷たいアイスクリームを熱した油で揚げるというのは不思議な感じがしますが、実は日本、中国、メキシコ、アメリカなどで広く親しまれているおやつです。
●作り方
1. 丸く成形したアイスクリームを小麦粉で包む。
2.表面に少し焦げ目がつくまで、さっと揚げる。
3.揚げたアイスクリームの表面に、アイシングシュガー、ホットチョコレート、キャラメルシロップ、あるいは他の甘いソースを少量かける。
外はカリッと、中はトロリとした、「熱くて冷たい」デザートに仕上がります。日本人は天ぷらの衣、メキシコ人はトルティーヤチップスなど、地方によって揚げるアイスクリームを覆う材料が異なることもあります。
タイ式、
ロールアイスクリーム
ロールアイスクリームは、「フライドアイスクリーム」とも呼ばれ、温度の低い板で「炒める」デザートです。 店内では、シェフがミルクペーストやさまざまな材料を金属の板に流し入れ、2本のヘラで素早く刻み、かき混ぜながら薄く伸ばし、最後に固まったアイスクリームをヘラでロール状にし、それを器に立てる光景をよく目にします。
さらに上には、角切りのフルーツや砕いたビスケット、チョコレートソースなど、さまざまなトッピングがされ、何層にも重なった味わいを楽しむことができるデザートです。
(続く)
(翻訳編集:李明月)
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