米サウスカロライナ州に住む25歳のダニオン・ブリンクリー(ダニー)さんは、かつて臨死体験をしたことがあります。
これはSFではなく、ダニーさん自身の臨死体験です。この不思議な体験の後、なんとダニーさんは予知能力を身につけ、彼がこれまで予言してきた117件の出来事のうち、すでに95件が当たりました。
1994年、ダニーさんは自分自身の奇妙な経験をまとめて『Saved by the Light(死・奇跡・予言)』という本を出版し、世界中の読者を魅了しました。
では、ダニーさんは一体何を体験したのでしょうか?
巨大なパワーを持つ生命
1975年9月17日、嵐が吹き荒れていた夜、ダニーさんは落雷に打たれ、激痛が全身を襲った後、気を失いました。気づけば、自分はいつの間にか非常に美しい天国へやってきたのです。
右側には巨大なエネルギーを持った生命が慈悲深い眼差しでダニーさんを見つめていて、目の前には自分の短い一生が走馬灯のように広がりました。
自分の人生を振り返っている時、ダニーさんははっきりと被害者の痛みや苦しみを感じ取り、自分の言動がどれだけ人を傷つけていたのかを知りました。
これまで多くの過ちを犯し、多くの人を傷つけてきたダニーさんは、深い悲しみと羞恥を感じ、「私の一生は何の価値もない」と惨めな気持ちになりました。
しかし、横にいる偉大なる生命は、「人間は地球に良いものをもたらすべきである。素晴らしいものを作るには、まずは小さな善意から始めることである」と話したのです。
水晶でできたお城、未来に起きる大事件
続いてダニーさんは水晶でできたお城へとやってきました。城に入ると、「智慧」「力」「寛容」「忠誠」などの特質を持った13の光の精霊が現れ、未来に起こるであろういくつもの大事件を映像形式で見せました。光の精霊はテレパシーで「未来は不変ではない」とも告げました。
ところで皆さんは、これらの体験は、ダニーさん自身が語ったもので、何の証拠もないと思うでしょう。この体験の後、米国の哲学者であり、「臨死体験」を専門とする精神科医のレイモンド・ムーディ博士は、ダニーさんにインタビューしました。そこでダニーさんは、自分の体験と光の精霊が示した予言を明らかにしたのです。
例えば、1989年にソ連が完全に崩壊・解体することや、1990年には中東のある大国が小国に侵攻することで大規模な戦争が起こることなど、ムーディ博士は「1970年代の頃は、これらの予言は単なるナンセンスだと考えられていた」と回想しました。
しかし、1978年以降、ダニーさんの言っていたことが次々と実現していきました。
この他にも、カウボーイが米国大統領になること、つまりレーガン大統領の登場や、チェルノブイリ原子力発電所事故のような大事件、また他にも肥沃だった土地が旱魃で砂漠化したり、豪雨により土が流されるなど多くの自然災害を含め、ダニーさんは117件の予言をしました。1994年に彼の本が出版されるまでに、このうちの95件、つまり80%以上的中したのです。
魂が肉体に戻り、新たな人生を歩む
その後、ダニーさんの魂は再び肉体に戻り、目が覚めて最初に見た光景は、遺体安置室だったそうです。ダニーさんの心臓が28分間も止まっていたため、正常に回復するまで2年間かかりました。
その後、彼は「偉大な生命」の教えに従い、少しでも人の役に立ちたいと考えた末、ホスピスボランティアになり、病院や老人ホームで孤独な高齢者たちの世話をするようになりました。それから30年以上にわたって、ダニーさんは375人の孤独な退役軍人を最後まで看取ったのです。
詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2022/10/120194.html
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