ある8歳の男の子が、重大な交通事故に遭い、蘇生中に3回の呼吸停止を体験しました。一般的に見ればこのような状況では、子どもは助かっても脳に深刻な支障をきたす可能性が高いです。しかし、実際の結果はまったく予想外のもので、意識が戻った少年が語った言葉は、悲しみに暮れていた母親や、多くの米国人の人生に大きな影響を与えるものとなりました。
交通事故後、3回呼吸が止まった少年
1997年のある日曜日の朝、ジュリー・ケンプさんの一家は教会から車で帰宅中、クラクションも警告灯も鳴らさずに猛スピードで走っていた救急車と衝突しました。運転席にいたジュリーさんの夫アンディさんは即死でした。
8歳の息子、ランドンくんは救出されたとき、すでに呼吸が止まっていました。心肺蘇生を受けた後、直ちに病院に搬送されましたが、手術中に3回も呼吸が停止し、医師たちはくじけそうになりました。
ようやく一命を取り留めたランドンくんは、様々な機器につながれて昏睡状態に陥りました。医師は、たとえ目を覚ましたとしても、脳がひどく損傷して機能を失う可能性が非常に高いことをジュリーさんに伝えました。
そして、2週間後、ランドンくんは目を覚ましました。
脳機能に異常なし
最も喜ばしいことは、ランドンくんの脳機能に全く異常がなかったことです。けれど、ジュリーさんは息子に父親が亡くなったことをどう伝えればよいのかわかりません。
そんな中、ランドンくんは、「全部知っているよ。僕は天国でパパに会ったよ」と言ったのです。
子どもの幻覚だと思うかもしれません。しかし、それだけではありませんでした。
臨死体験、苦しみを克服する手助けに
「ママの2人の子どもにも会った」とランドンくんの言葉を聞いた途端、ジュリーさんは驚愕しました。
実は、ランドンくんを産む前に、2度流産したのですが、このことをランドンくんの前で話したことは一度もなかったのです。
事故から数年経っても、ランドンくんは当時のことをはっきりと覚えていました。「誰も何も言ってくれなかったけど、最初に見た瞬間からその2人の子どもが僕のお兄さんたちだとわかったんだ」と彼は振り返りました。
事故により、ランドン君の左目は全く見えなくなりましたが、ほぼ正常な生活を送っています。彼は、「天国は実在しているし、そこには天使もいる。人生の終わりには本当に転機が訪れるものだ」といいます。彼は自分の臨死体験によって、他の人が神の存在を信じるきっかけになることを望んでいると話しました。
詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2022/12/130718.html
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