宇宙の闇に隠された秘密【未解決ミステリー】

夜、空を見上げると、満天の星に目を奪われたことはありませんか?
まだ、幼いころ、もし宇宙に出れば、星空はより一層きれいに見えると思ったことはありませんか?しかし、事実はそうではありませんでした。

米国の宇宙船アポロが月面に着陸したとき、宇宙飛行士から送られてきた写真を見て、人々は唖然としました。なぜ宇宙はこれほど暗いのか?星々はどこへ行ってしまったのか?と思ったことでしょう。

「オルバースのパラドックス」

1823年、ドイツの天文学者ヴィルヘルム・オルバースは、「なぜ夜空は明るくないのか」と疑問に思いました。当時、私たちが観測・認識できる宇宙は、静的・無限なものであり、時間も無限なので、当然、空に無数の星があるのだから、暗いはずがありません。

しかし、事実はそうではなかったのです。そこでオルバースは、ある仮説を立てました。宇宙には光らない惑星や宇宙ダスト、宇宙ガスなどの暗黒物質があり、それらが作用して光を遮断しているというものです。

この理論はもっともらしく聞こえますが、物理学者たちは抗議の声を上げました。熱力学のエネルギー保存の法則によれば、惑星や塵などの障害物はやがて熱せられて、自ら発光するようになります。そうすると、「空は明るくなければならない」という逆説的な結論に行き着きます。

この「オルバースのパラドックス」が提唱されてから100年以上もの間、人々は合理的な説明を求めて頭を悩ませてきました。しかし、ある米国の天文学者が初めて非常に特殊な宇宙現象を観測したことにより、ようやく説明がついたのです。この天文学者こそ、エドウィン・ハッブルです。ハッブル望遠鏡は彼に敬意を表して名づけられたものです。

ハッブルの法則

ハッブルの最大の功績は、「ハッブルの法則」を発見したことです。銀河系を観測することで、地球から遠ざかる星の速度が地球からの距離に比例するというものです。つまり、地球から遠い星ほど、地球から遠ざかる速度が速いのです。
ハッブルは、天体の移動速度や方向を観測することで、惑星が私達から遠ざかっていることを発見し、宇宙は静止しているのではなく、膨張していると判断したのです。

宇宙が暗い原因

ハッブルによる「膨張する宇宙」の観測は、「オルバースのパラドックス」を解釈できると認識されました。現在の科学では、宇宙は138億2千万年前のビッグバンで形成され、その後、どんどん膨張していったとされています。

つまり、宇宙が膨張を続けるにつれ、星と星の間の距離は伸びていっています。宇宙は光の速さよりも速く膨張しているため、はるか遠い惑星の光が地球に届かないのも想像に難(かた)くありません。また、光は可視光領域を超えると人間の目では見えなくなるのです。
もちろん、これらはすべて「ビッグバン理論」に基づく推論・説明です。

詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2023/01/132198.html

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