香港の民主派オンラインラジオ「民間電台(Citizens' Radio)」は6月30日、最後の番組を放送し、約20年の歴史に幕を閉じた。創設者で民主派活動家の曾健成氏は、銀行口座凍結で寄付金が受け取れなくなったと説明した。同日、香港にあるスタジオの外で撮影(2023年 ロイター/Tyrone Siu)

香港で民主派メディアまた閉鎖、創設者「自由な発言不可能に」

[香港 30日 ロイター] – 香港の民主派オンラインラジオ「民間電台(Citizens’ Radio)」は30日、最後の番組を放送し、約20年の歴史に幕を閉じた。創設者は、銀行口座凍結で寄付金が受け取れなくなったと説明、香港は危険な政治状況に直面していると懸念を示した。

民間電台は、民主派活動家の曾健成氏が2005年に立ち上げた広東語の放送局。当局を批判する辛らつなトーク番組や報道の自由を訴える活動で安定した支持を得てきた。

曾氏は、最後の放送を前に記者団に「香港の政治は崖のような変化に直面している。たとえ番組にゲストを招いたとしても(超えてはならない)レッドラインがあらゆるところに存在し、自由に発言することはできない」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米税関がW杯2026関連の偽造グッズ1578点を押収。ユニホームや帽子、ブランドTシャツなど総額1900万円相当で、大半は香港発だった。
米CIAに倣い、台湾国安局は6月14日、公式サイト「中国民衆連絡窓口」を開設したと発表。中共内部の人物に情報提供を呼びかける宣伝動画も公開した
168人が死亡した香港マンションの大規模火災をめぐり、香港警察と廉政公署(汚職捜査機関)は関係者7人と2社を起訴した。罪状は過失致死、詐欺共謀、マネーロンダリングなど計25件に上る
台湾国民党の鄭麗文主席の訪米中、予定していたホワイトハウスでの米高官会談が直前で中止に。米国の武器売却への批判や親中発言が米政界・軍部の不満を招いたと疑われ、米メディアからも批判が相次いでいる
台湾の幼稚園の卒園式で中国の楽曲が使われているとして、保護者から懸念の声が上がっている。中には中国共産党創設100周年を記念した楽曲も含まれ、教育現場への統一戦線工作を警戒する意見が広がっている