もし誰かが、この自然界のすべての木も岩も星も、さらには空気の中にさえ、霊的で生き生きとしたエネルギーが満ち溢れ、天使や悪魔が実際に存在し、妖精たちが私たちの耳元で囁いていると言ったら、皆さんは信じますか?
『ヴァネッサへの手紙』(Letters to Vanessa)の著者であり、科学者のジェレミー・ヘイワード氏は、「これらのことはすべて真実である」と言いました。私たちが何も感じ取れないのは、受けている教育によってその能力が制限されているからです。
ヘイワード氏によると、子供の頃の私たちは、心でこの世界を感じていたといいます。その時、私たちは周りのすべてが生きていると感じていました。しかし、次第に成長して学校へ行くようになると、身体を通して世界を感じるようになり、目に見えた物事を信じるようになります。
それと同時に、先生から「この世界は物質でできている」と教え込まれ、子どもたちは言われたことをすべて受け入れていき、いわゆる「現実の世界」に入り込んできました。
百聞は一見にしかず?!
ヘイワード氏によると、私たちの目は必ずしも信頼できるというわけではないのです。
かつて、ダーウィンが巨大ヨット「ビーグル号」で世界一周の旅をしたときのことです。ある日、ビーグル号を小さな島の沖合に停泊させ、乗組員たちはボートに乗って島に上がり、物資を補給しに行きます。
乗組員が船を指しながら話しているのを聞いた原住民は、「小さな黒い物体が海面に浮かんでいるだけで、大きな船はどこにもない」というのです。船旅に出たことがないからかもしれません。
原住民たちにとって、あの遠くから見れば小さな物体はとても大きな船には見えなかったのでしょう。人間は通常、信じていないものを見ることはないのです。
物質世界のパラドックス
科学に支配されている世界で生きている私たちは、よく「科学者がそう言っているのだから、そんなはずはない」と科学に証明されていないことを信じようとしません。
同じように、ある観点を支持するとき、「科学的証明」という言葉を出すだけで、反論がなくなります。つまり、私たちにとって科学者は真実の代理人なのです。
例えば、1994年、新たなクォーク粒子「トップクォーク」が発見されました。では、実際にトップクォークを見たことがある方はどのくらいいるのでしょうか?
しかし、たとえ見たことがなくても、ほぼすべての人がその存在を信じているでしょう。なぜなら、科学者がそれを発見したからです。一方、魂を見たことがある人もほとんどいません。
では、その存在を信じますか? 答えは「いいえ」です。なぜなら、科学者が魂の存在を否定しているからです。これが、大部分の人のロジックです。
私たちは自分の目より、科学者の言うことを信じているのです。私たちの祖先が神々に従ったように、私たちは科学者に従っています。
先祖たちは神々に従い、天国に行くことにあこがれていました。では、私たちは科学に従っていますが、科学は私たちをどこへ導いてくれるのでしょうか?
詳しくはEPOCH TVをご覧ください。
https://www.epochtimes.jp/2023/02/137794.html
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