イタリアのジョルジア・メローニ首相は20日にニューヨーク市の国連本部で演説した (Photo by LEONARDO MUNOZ/AFP via Getty Images)

国境なき世界が戦争なき世界という主張…「身勝手であり拒否すべき」=伊首相

イタリアのメローニ首相は21日、ニューヨークの国連本部で行われた一般討論演説で、国家や国境のないボーダレスな世界が戦争のない世界だという主張は「ユートピア的で身勝手」であるとし、拒否しなければならないと訴えた。

メローニ氏は、国連会議の前提は「国家と理性」のふたつであると指摘。「帰属意識を感じ、同じ歴史的記憶、同じ法律、同じ習慣や伝統を他の人々と共有する国家」と、「国際紛争の解決策である理性」だとした。

このふたつを前提とした上で、「国家のない世界、国境のない世界、アイデンティティのない世界が、戦争や紛争のない世界だと言う人々のユートピア的で身勝手な話は拒否しなければならない」と主張した。難民・移民問題にあえぐイタリアの首脳として、受け入れに寛容な一部の左派思想家を批判したとみられる。

▶ 続きを読む
関連記事
中露やイランが推進する「脱ドル化」と人民元の国際化。しかし最新データは、その勢いがロシア制裁による一時的な代用需要に過ぎず、既に下落に転じている実態を暴く。揺るがぬドルの覇権と人民元の限界を鋭く分析
メディアの報道によると、アメリカ防総省内部では、イラン戦争でアメリカを支援しなかったヨーロッパの同盟国に対し、懲罰的措置を取ることを検討しているという。スペインをNATOから除名する案も取り沙汰されている
日米欧などのサイバーセキュリティ当局が共同で警鐘鳴らす。中国系ハッカーが家庭用WiFiルーターやIoT機器を悪用し、攻撃元を隠す「ボットネット」を構築。インフラ侵入の懸念もあり、防御強化が急務とされる
英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)のトップ、リチャード・ホーン氏は22日、国家が関与するサイバー攻撃が急増していることを念頭に、英国が「現代史上最も激しい未曾有の地政学的転換」に直面していると述べ、危機感を示した
スターマー首相が起用していた前駐米大使マンデルソン氏が、中共政界・財界と極めて密接な関係にあったうえ、中国資本によるイギリスの基幹産業への浸透を支援していたと報じられた。このスキャンダルは、スターマー氏の地位を直撃