米軍の宇宙機「X─37B」打ち上げ、7回目のミッションへ
Joey Roulette Steve Gorman
[ケープカナベラル(米フロリダ州) 28日 ロイター] – 米軍の無人宇宙機「X─37B」が28日夜、フロリダ州にある米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。7回目のミッションを実施する。
X─37Bは今回初めて民間宇宙企業スペースXのロケット「ファルコン・ヘビー」に搭載され、打ち上げの様子がスペースXのウェブ放送で生配信された。
米国防総省は、X─37Bのミッションについてほとんど詳細を明らかにしていない。
2010年からこれまでの6回のミッションでは、最初の5回はボーイングとロッキード・マーチンの合弁会社ユナイテッド・ローンチ・アライアンスのロケット「アトラスV」で、直近の20年5月はスペースXの「ファルコン9」で打ち上げられた。
今回使用されたより強力なファルコン・ヘビーはX─37Bよりも大きい重量に対応しており、これまでよりも高い軌道への打ち上げが可能。
米国防総省は今回の飛行高度を明らかにしていないが、米空軍は先月、今回のミッションには「新しい軌道体制、将来の宇宙領域認識技術の実験」が含まれるとしていた。
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