使えれば何でもOK? 他人の目なんて気にしない、中国の「春運」風景
旧暦(農暦)の正月休みを意味する「春節」は、中国共産党が1949年につくった言葉である。つまり、もともと中国に「春節」という名称の節句があったわけではない。
もちろん中華圏の人びとは伝統的な旧暦の正月を重視し、家族や親族が集まって盛大に祝う。この日(時期)は年越しであるため、昔から「過年(グオニェン)」と呼んで来た。中共がつくった政治用語である「春節」には、伝統的な年越しの意味は全くない。
ところが今では大陸中国だけでなく、シンガポールやマレーシアなど華人が多い東アジアの中華圏で広く使われているばかりか、日本の各メディアもそれに倣うかたちで「春節」を使っている。
関連記事
中国で住宅価格の下落が止まらない。中古住宅は47か月連続で値下がり、100都市のうち91都市で下落。売れているのは安い物件だけ
中国で有線イヤホンが再ブーム。売上20%増の背景は「充電不要」と「安さ」。若者を中心に人気が再燃している
中国で工場停止が相次ぎ、仕事が見つからない人が都市にあふれている。求人は減り、競争は激化
中国でドキュメンタリー映画32本が公開停止。中国という特殊な国をみる上では、見えている情報よりも、検閲で消されている情報にこそ真実がある
中国で若者が心臓外来に殺到。著名人の急死をきっかけに不安が拡大、複数都市で異変が起きている