外交で経済成長を促す 失われた30年を反転=上川外相
3月11日、上川外相は経団連の会合で講演を行った。中共(中国共産党)による「経済的威圧」を念頭に、官民が一体となって情報交換を行う新たな体制を構築すべきだと述べた。経済外交の新たなフロンティアの開拓にチャレンジする組織を強化する考えを示し、「失われた30年」を反転させる方針だ。
上川氏は、外交を通じて日本経済の成長を促す方針を打ち出した。「縦割りの打破が最大の課題だ」と述べ、経済外交強化のための「共創プラットフォーム」を構築していく考えを示した。
具体的には、在外公館と外務本省が有するネットワークを強化し、有機的に結合させる。その上で関係する全てのステークホルダーが緊密に情報交換を行い、効果的な連携を目指す。また、日本企業の海外進出を応援し、企業側の事情やニーズに呼応できるよう、経済広域担当官の設置を検討し、日本企業と日本人研究者等の現地のアカデミアとの連携をサポートすると表明した。
関連記事
経産省はGX戦略地域の第1弾として18地域を認定した。データセンター集積型は9地域全てが選ばれ、AI普及で増える電力需要への対応と地域産業・雇用の創出を目指す。コンビナート再生型は川崎市のみ認定された
スコット・ベッセント米財務長官は9月8日、外国為替市場で円安を見込む取引を続ける市場参加者に対し、自身には日本政府や日本銀行の政策動向を把握できる「情報面での優位性」があると強調し、「望むなら私と反対に賭けてみろ」と警告した。
日銀による9月の利上げが市場の共通認識となりつつある中、円相場は一時、1ドル=152円付近まで上昇し、10年物国債利回りも一時3%を突破した。市場の関心は、9月に利上げするかどうかから、日本の金利がどこまで上昇するのかへと移りつつある。
片山さつき財務相は9月8日の閣議後記者会見で、2027年度から2年間、飲食料品の消費税率を1%引き下げる方針を巡り、赤字国債に頼らず財源を確保する考えを示した。税収動向を精査するほか、租税特別措置や補助金の見直し、税外収入の確保などを進める。
財務省が9月7日に公表したデータによると、日本の外貨準備高は8月末時点で1兆2075億2400万ドルとなり、7月末から795億7500万ドル減少した。減少率は約6.18%で、記録が残る中で最大の月間減少幅となった。