外交で経済成長を促す 失われた30年を反転=上川外相
3月11日、上川外相は経団連の会合で講演を行った。中共(中国共産党)による「経済的威圧」を念頭に、官民が一体となって情報交換を行う新たな体制を構築すべきだと述べた。経済外交の新たなフロンティアの開拓にチャレンジする組織を強化する考えを示し、「失われた30年」を反転させる方針だ。
上川氏は、外交を通じて日本経済の成長を促す方針を打ち出した。「縦割りの打破が最大の課題だ」と述べ、経済外交強化のための「共創プラットフォーム」を構築していく考えを示した。
具体的には、在外公館と外務本省が有するネットワークを強化し、有機的に結合させる。その上で関係する全てのステークホルダーが緊密に情報交換を行い、効果的な連携を目指す。また、日本企業の海外進出を応援し、企業側の事情やニーズに呼応できるよう、経済広域担当官の設置を検討し、日本企業と日本人研究者等の現地のアカデミアとの連携をサポートすると表明した。
関連記事
日産自動車と部品サプライヤーは、電気自動車用モーター技術を開発し、新型リーフ電気自動車のモーターにおけるレアアース使用量を大幅に削減、中国産レアアース鉱物への依存を低減した。
【経営幹部必読】中国等を念頭に置いた国家主体の技術窃盗リスクが急増する今、技術流出対策は現場任せにできない「最重要の経営課題」だ。経産省「技術流出対策ガイダンス」第2版を紐解き、経営トップが主導すべき全社的な防衛策を解説する
日本の企業を取り巻く環境は、効率重視のグローバル化の時代から、地政学リスクを踏まえた対応が不可避な時代へと大きく転換している
過去の停戦局面を野村證券ストラテジストが検証。日米の株価指数は停戦の3〜4週間前から上昇傾向
30日の金融市場は、株価の急落と急激な円安が同時に進行した。これを受け、財務省の三村淳財務官は就任後初めてとなる強い表現で為替介入の可能性を示唆し、市場を強く牽制した。