2024年3月10日撮影、京都の伏見稲荷大社を参拝する観光客 (Photo by YUICHI YAMAZAKI/AFP via Getty Images)

京都市、観光客による混在で8割が「迷惑した」マナー違反の指摘も

京都市が実施した「京都観光に関する市民意識調査」で、オーバーツーリズムによって生じる混雑などで「迷惑した」と回答した市民が8割に上った。コロナ禍以前にも増して、観光需要の回復が一層進むと見込まれる中、新たな対策が求められる。

京都市産業観光局は、18歳以上の市民5500人を対象に昨年10月31日~11月27日にかけて調査を実施し、有効回答数は2465人だった。

京都観光が市民にもたらす影響等について、「一部観光地やその周辺等が混雑して迷惑した」との回答は66.4%で、「どちらかというと当てはまる」を含むと8割を超えた。

「路線バスや地下鉄などの公共交通機関が混雑して迷惑したか」との問いに対しては、33.4%が「とても当てはまる」、29%が「当てはまる」と回答した。

ゴミのポイ捨てや食べ歩きなどの「観光客のマナー違反によって迷惑しているか」との質問に関しては、25.2%が「とても当てはまる」、22.5%が「当てはまる」21.1が「どちらかというと当てはまる」と回答した。

一方、観光の効果の実感については、観光客が訪れることで、「売上の増加や給与等への好影響につながっていると感じた」と回答した方の割合は20.2%、「買物環境の向上につながっていると感じた」と回答した方の割合は19%、「生活環境の向上につながっていると感じた」と回答した割合は17.6%となった。

関連記事
5月13日、最高裁判所はアプリ開発者からの訴訟の審理を拒否した。 彼らは、アップルがCOVID-19追跡アプリとビットコインアプリをApp Storeで利用可能にすることを拒否したことで、独占禁止法に違反していると訴えた。
国連の制裁リストに載っている北朝鮮のタンカー「ユソン」号がロシア沖で発見された。国際社会による対北朝鮮制裁違反の監視活動が強化されているにもかかわらず、北朝鮮船舶による違法活動が依然として続いている。
2024年4月には、訪日外国人旅行者数が304万2900人に達し、春の桜シーズンとラマダン明けの海外旅行需要の […]
内閣府の再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース(再エネTF)の公表資料に中国国営企業のロゴが […]
「WHOのパンデミック条約は『プランデミック』をやりたい条約です。プランを立てていつでもいろんなところを潰せる。それが彼らの目的だと分かると思います」 作家の河添恵子氏が13日の会見で語った。