2009年、新疆ウイグル自治区ウルムチで、中国軍兵士が横切るのを見つめる少年(Guang Niu/Getty Images)

村名を大規模変更 中国共産党のウイグル文化消滅政策

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)とノルウェーの「ウイグル支援団体」は、中国共産党(中共)が新疆地区でウイグル族の民族文化を計画的に排除していると、6月18日に共同で行った調査結果を公表した。

この報告書によると、2009~23年の間に、約3600個のウイグル族の村名が中共によって変更されている。その中で、630個の村は宗教、歴史、文化に関連する名前が中共のイデオロギーに沿った名称に変更された。

例えば、「アクメキット」という村は「白いモスク」という意味だが、2018年に「団結村」という名前に変更された。また、「ドゥタール」という名前の村は、ウイグル族の楽器を表す言葉だが、2022年に「紅旗村」という名前に変更されている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国民主党北京支部のメンバー7人に対し、「国家政権転覆」の罪で重い判決が言い渡された。カナダ・バンクーバーでは、同党のメンバーらが中国総領事館前で抗議集会を開き、党員の釈放と中国の人権状況への国際的な関心を呼びかけた
SNSの転送25件で懲役7年半の求刑。一方、数億円を貯め込んだ汚職官僚には寛大な新基準を適用。中国で加速する「官に甘く民に厳しい」司法の歪み
反体制派の陳思明さんが語る「六四」追悼への弾圧。中国からカナダへ亡命した後、中共による国内外への抑圧の実態について暴露した。
新疆ウイグル自治区の警察官だった男性が、ドイツ滞在中に亡命し、中国当局によるウイグル人弾圧の実態について証言した。ほぼ毎週のように被拘束者が死亡し、十分な医療もなかったと明かしている
中国の病院で臓器ドナーの確保を医師の査定基準とする動きが広がり、波紋を呼んでいる。献血やドナー提供が昇進に直結する異常な評価制度に、失踪事件への関与を危惧する市民からは「非人道的だ」と非難の声が上がる