診断を実行する
YouTubeチャンネル「Car Coach Reports」のホスト、フィックス氏は「車を長持ちさせたい場合、注意すべきもう一つにランプがあります。それはチェックエンジンランプです」と語りました。
「無視していれば勝手に消えると思わないでください。それはよくありません。何を示しているのか分からないからです。基本的なオンボード診断ツール、OBDスキャナーと呼ばれるものに投資しましょう。これは30ドル(約4600円)ほどで購入できます」
チェックエンジンランプが点灯したら、OBDスキャナーをダッシュボードとステアリングホイールの下にあるポートに接続し、「読み取り」ボタンを押してコードを取得します。次に、そのコード番号をインターネット検索エンジンに入力して問題を特定します。コードは軽微なものもあれば、P0457(ガソリンキャップが緩んでいることを示す)やP0300(シリンダーの不点火を示す)など、より重大なものもあります。
より機械的に詳しいオーナーは、自動車販売店が使用するような高度な診断システムの購入を検討するかもしれません。これらのシステムは数百ドルから数千ドルで、スタンドアロンユニットまたはラップトップコンピュータにロードされたソフトウェアを利用するものです。どちらの場合も、車のOBDポートに接続して、特定の車輪のブレーキ摩耗インジケーターケーブルが緩んでいるなど、他では診断が難しい非常に詳細な車両状態にアクセスします。
自動車の所有者がプロの車技術者に作業を任せることを決めたとしても、診断のコンピュータを使用することで、必要な修理が行われたという安心感を持つことができます。
電気系統の点検
フィックス氏は、エンジンの手入れに加えて、電気系統にも注意を払うようにアドバイスしています。
「車の電気系統は、通常、何年も持ちこたえます。電気系統を守るには、冠水した道路走行を避け、ガレージにネズミが入らないように対策を講じてください。水はショートや腐食の原因になります。ネズミは絶縁体で被覆したケーブルなどに甘味を感じるため、配線をかじることがあります」
小さな問題が大きな問題に発展するのを防ぐために、腐食やワイヤーにかみ傷がないか、月に一度簡単な目視検査を実施してください。
トランスミッションの点検を忘れずに
トランスミッションは車の中で非常に酷使される部分であり、適切にメンテナンスする必要があります。
フィックス氏は、「トランスミッションはエンジンからの力を車輪に伝える重要な役割を担っていますが、これが当たり前のように感じられることもあります」と述べています。
「シフトが不安定だったり、焦げ臭いにおいがしたり、ギアが入りにくいなどのトランスミッションの問題が発生している場合、プロの整備士に診てもらう必要があります」
しかし、オーナー自身でできることもいくつかあります。例えば、フルードレベルを適切に保つことや、推奨されたサービススケジュールに従うことが挙げられます。
サスペンション(緩衝装置)を軽視しない
車のサスペンションと関連部品は、でこぼこの道を走行するうちに徐々に摩耗の兆候を見せ始めます。
フィックス氏によると、「もし乗り心地が極端に跳ねたり、乗りにくくなったり、直進や曲がる際にハンドリングの問題が感じられたら、それらは見過ごしてはならない警告信号です」
「車のサスペンション部品、スプリング、ショック、ストラットを点検するか、信頼できる整備士に修理を依頼してください」
ブレーキフルードの交換
車が正しく機能するためには、停止する能力が不可欠です。
フィックス氏は「ブレーキは決して見過ごしてはならない最も重要な安全部品です。ブレーキフルードは確実に2年ごとに交換しましょう。適切な工具があれば実は簡単な作業です。また、ブレーキパッドの摩耗に注意し、ローターの摩耗を示すキーキーという音に気をつけてください。これらの点に気を配ることで、道路上でより安全に運転できます」と述べました。
車を長持ちさせる最善の方法は何でしょうか? それは、車に質の良い時間を割り当て、車が伝えようとしていることに注意を払うことです。
(翻訳編集 清川茜)
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