2019年3月5日、当時中共中央軍事委員会副主席であった許其亮が、北京の人民大会堂で開催された全国人民代表大会の開会式に出席した。(Wang Zhao/AFP)

中共前軍委副主席・許其亮急死の波紋 「心臓発作」か 権力闘争の犠牲か

中国共産党前軍事委員会副主席の許其亮(きょ きりょう)が急死した。発表上の死因は心筋梗塞であるが、権力闘争や軍高官の粛清との関連が取り沙汰され、政局の不安定さが一段と広がっている。

6月2日、中共当局は、許其亮の死を「病死」と公表し、享年75だが、その死の詳細や背景について、多くの憶測と疑念が飛び交っている。

中国当局は、「病死」としか説明しておらず、詳細を伏せたが、一方で、数日前からインターネット上では、「許其亮が死亡した」との噂が急速に拡散している。

▶ 続きを読む
関連記事
中共系企業が提供する安価な5G通信網。その裏では、各国を技術・資金・インフラ面で依存させる「シリコン・カーテン」が広がっている。ファーウェイ問題や一帯一路を通じて進む「デジタル属国化」の実態を分析する
最近、中国版のTikTok、抖音(ドウイン)では「深夜の造反」と呼ばれる現象が現れている。市民が隠喩的な文章で、特定の時間帯に中国共産党への不満を投稿している。
中共元国防相だった李尚福と魏鳳和が、4月7日、死刑判決を受けた。中国問題研究者の袁紅冰氏は、台湾海峡有事をめぐる見解の違いや、習氏への忠誠を疑われたことが処分の一因だとの見方を示している
米国が制裁を科したイラン産石油輸入関連の中国製油会社に対し、中共は口頭では「反撃」姿勢を示す一方で、水面下では国内銀行に当該企業への新規融資停止を密かに命じていたことが明らかになった。
昨年11月、高市早苗首相が「台湾有事論」を表明して以降、日中関係は急速に悪化した。日本メディアの調査によれば、中国の複数の大学が「国が認めていない」との理由で相次いで訪日交換留学プログラムを取り消しており、学生の中には「悲しくて一晩中眠れなかった」と訴える者もいる