江沢民生誕100年式典 北京で開催 胡錦涛欠席で憶測呼ぶ

2026/08/17 更新: 2026/08/17

中国共産党当局は17日、北京市の人民大会堂で、元党総書記の江沢民の生誕100年を記念する大会を開催した。引退した党・政府の最高幹部のうち、元首相・温家宝らが出席したほか、軟禁されているとの情報が流れていた元党中央規律検査委員会書記・王岐山も姿を見せた。一方、元総書記・胡錦濤や元全国政治協商会議主席・李瑞環らは欠席した。

中共の官製メディア「中央テレビ(CCTV)」の中継によると、会場には温家宝のほか、賈慶林、曾慶紅、張徳江、劉雲山、王岐山らが出席した。

これに対し、胡錦濤、李瑞環、呉官正、羅幹らは姿を見せなかった。

関係者によると、出席する「国家級副職(副国級)」以上の指導者や軍の新旧高級将校、党長老の子弟らの名簿は、党中央弁公庁主任の蔡奇が作成し、習近平の承認を得たとされる。

独立評論家の蔡慎坤氏はこれに先立ち、江沢民の生誕100年記念大会について「政治の風向計」と指摘していた。慣例からすれば胡錦濤は姿を見せる必要があり、王岐山が出席を許されるかどうかも注目点になるとの見方を示していた。

胡錦濤は2022年の党大会で、習近平側の人員によって会場から退席させられて以降、公の場に姿を見せる機会が大幅に減っている。最後に公の場で確認されたのは同年12月、江沢民が死去した際に病院を訪れ、弔意を示した時だった。

昨年、北京で行われた軍事パレードにも出席しなかった。今年3月には、元党政治局常務委員の宋平の遺体が火葬された際、胡錦濤は花輪を送っただけだった。健康上の理由によるものかどうかは明らかになっていない。

最近では、中共の長老らに近い人物が相次いで粛清され、その動向が注目されている。

温家宝氏の元秘書で、水利部元副部長の田学斌は失脚した。

また、王岐山の側近も相次いで処分されている。王岐山の秘書を長期間務めた中央巡視組元副組長の董宏や、王岐山が中国建設銀行を率いていた時期に秘書を務めた招商銀行元頭取の田恵宇、建設銀行時代に王岐山の「財務総管」とされた中国人民銀行元副行長の范一飛、さらに約20年間にわたり王岐山の側近秘書長を務めた周亮らが含まれる。

米誌「ザ・ディプロマット」は6月、習近平が2027年の第21回党大会での続投を確実にするため、張又侠ら軍高官を相次いで粛清した後、党内の有力な長老へと標的を移しており、最新の標的がかつての盟友だった王岐山だと報じた。

最近では、王岐山は実質的に北京市内で軟禁状態に置かれているとの見方も出ている。

唐兵
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