無断・無許可で収穫前のジャガイモ畑から作物を集団略奪する住民たち。(スクリーンショット)
数が正義か。畑を襲う千人の村人と沈黙する警察

盗まれる大地 中国で続発する「集団略奪」 農業被害

汗水たらして育てた作物が、一夜にして奪われた。しかも、相手は1人や2人ではない。数百人から千人規模の「群衆」であった。

このほど、中国・安徽省で、収穫直前の個人のジャガイモ畑が大勢の村人によって「集団略奪」される事件が発生した。作物を守ろうとした農家に、警察が放ったのは衝撃的な言葉は「法不責衆(大勢には罪を問えぬ)」だった……。

今回被害を受けたのは安徽省宿州市(しゅくしゅう‐し)にある500畝(約33ヘクタール、東京ドーム約7個分に相当)の個人のジャガイモ畑で、収穫期を迎えた6月中旬、夜な夜な鍬と袋を持った見知らぬ村人たちが入り込み、三輪車や寝袋まで持ち込んで昼夜交代でジャガイモを掘り続けた。完全に計画された略奪の様相だった。

▶ 続きを読む
関連記事
ホルムズ海峡の封鎖が深刻化する中、原油価格が反発。アナリストはエネルギー・ショックが肥料や食料にも波及する恐れがあると警告している
北朝鮮は最近、外交と軍事の両面で相次いでメッセージを発信した。中東情勢について公式見解を示す一方、最高指導者の金正恩が、中国共産党総書記の習近平からの祝電に対し約2週間後になってようやく応答したことが憶測を呼んでいる。
著名ブロガー「摩西煮酒」は、極権体制は恐怖によって人々を支配すると指摘し、歴史と現実は「反共だから迫害される」のではないと述べた
ホワイトハウスは、トランプ大統領が、亡き夫の後任としてエリカ・カーク氏を任命したことは「完璧な選択」であると述べた
アリゾナ州の国立森林公園で、1月以降13頭の野生馬が射殺体で発見された。2022年の大量殺害に続く悲劇に、当局は捜査を継続。背景にある野生馬への「憎悪」や保護の是非、生態系への影響を巡る深刻な対立に迫る