北大西洋条約機構 日本での事務所開設を断念
北大西洋条約機構(NATO)は6月24日、日本に連絡事務所を設置する計画について「現在はもう協議されていない」と明らかにし、事実上断念したことが分かった。NATO当局者が共同通信などの取材に対し認めたもので、今後は日本事務所の開設に向けた協議を行わない方針であるという。
NATOがアジア太平洋地域との連携強化を目指し、日本での事務所開設を検討していることは2023年に表面化した。これに対し、中国やロシアは強く反発し、フランスのマクロン大統領も開設に反対の立場を示していた。2023年7月には当時のストルテンベルグNATO事務総長が「将来検討することになる」と述べていたが、今回の発表により計画は白紙となった形だ。
NATOはこれまで、アジア太平洋地域の安全保障環境の変化を受けて、日本や韓国、オーストラリアなどとの連携を強めてきた。日本政府もNATOとの協力関係を重視し、事務所開設に前向きな姿勢を示していたが、加盟国間で意見がまとまらなかったとみられる。
関連記事
小泉進次郎防衛大臣は先日、三菱重工のドローン生産能力を視察した際の様子をX上で紹介した。しかしその後さらにXで「迎撃ドローン」調達事業への入札を公開で呼びかけ、スピードこそが防衛省の政策推進における最優先事項だと強調した。
立憲民主党の古賀千景参院議員による「豊かな子供は自衛官にならない」との発言に対し、元自衛官の地方議員有志が抗議声明を提出。発言を「自衛官への冒涜」と非難し、謝罪や再発防止を求めた
中国による「歴史ナラティブ戦」や沖縄を巡る認知戦の脅威に対し、日本はどう主権と安全保障を守るのか。16日参院外交防衛委での松田議員と茂木外務大臣の質疑から、日本の対抗戦略を紐解く
トランプ氏の発言に翻弄され、平壌へ駆けつけた習近平。その裏には、北朝鮮の核暴走が招く「日本の核武装」への強い恐怖があった。さらに原潜建造に動く韓国には沈黙せざるを得ない、中国の脆い外交実態を暴く
今、日本はアメリカの傘の下で守られる日本ではなく、日本側が在日米軍を強力に支え、共同で敵の侵略を『拒否』する体制を具体的に構築しており、日本側の能動的な役割と実戦的な備えを強調する段階へ一歩進んでいるといえる