第26回ASEANプラス3外相会議に出席した岩屋毅外務大臣(Photo by HASNOOR HUSSAIN/POOL/AFP via Getty Images)

岩屋外務大臣「パレスチナ国家承認には慎重姿勢」 二国家解決への支持は明言

岩屋毅外務大臣は29日、フランスのマクロン大統領がパレスチナを国家として承認する方針を示したことについて、定例の記者会見で日本政府の立場を改めて説明した。

岩屋大臣は、「日本は『二国家解決』を一貫して支持しており、パレスチナ国家の樹立に向けたパレスチナの人々の希望や努力も理解し、支援してきた」と述べた。また、現地情勢や国際的な議論について「高い関心を持って注視している」としながらも、日本がパレスチナを国家として承認するについては「その適切な時期や態様を含めて、引き続き総合的な検討を行っていく」として、現時点では明確な承認には踏み切らない姿勢を示した。

フランスのマクロン大統領は24日、9月の国連総会でパレスチナを国家として正式に承認する意向を表明し、G7諸国では初の動きとなった。背景には、ガザ情勢の深刻化とフランス国内での和平を求める声の高まりを受け、人道的配慮と中東和平への外交的プレッシャーがある。

▶ 続きを読む
関連記事
2026年5月、広島市で32年ぶりとなる「第48回南極条約協議国会議(ATCM48)」が開催される。気候変動や活発化する南極観光活動への対応など、未来志向の南極条約体制強化に向けた議論が行われる
国連で進む沖縄の「先住民族」認定と植民地化工作に対し、日本沖縄政策研究フォーラムがジュネーブで真実を訴えた報告会の内容を詳報。特定勢力の狙いと、日本の主権を揺るがす脱植民地化特別委員会(C24)を通じた新たな危機に迫る
政府は4月21日午前の閣議と国家安全保障会議(NSC)で、防衛装備移転三原則と運用指針を改定。これまで厳しく制限してきた殺傷能力を有する装備品についても、一定の条件下で輸出を可能とする方向へと大きく舵を切る
4月21日に行われた高市首相とシェインバウム大統領の電話会談では、中東情勢を受けたエネルギー供給の協力や、豊富な鉱物資源をめぐる経済安全保障の新たな対話枠組みといった重要テーマが話し合われた
中国が東シナ海の日中中間線西側で新たな構造物の設置を開始したことが確認され、日本政府は強い抗議を表明した。東シナ海では排他的経済水域(EEZ)や大陸棚の境界が未画定のままで、中国が一方的な開発を進めていることについて、日本政府は「極めて遺憾」としている。