不信とモラル低下が加速する中国社会
最高評価のホテルの飲料水がまさかの「毒水」だった=中国
中国・青海のホテルで、客室に置かれたペットボトル水の中身が化学薬品だったことが発覚した。飲んだ女性は喉に激しい痛みを訴え、病院で「喉や食道に火傷のような損傷」と診断された。安心して飲めるはずの水が命取りになりかねない出来事に、不信が一気に広がっている。
事件が起きたのは9月10日夜。女性が宿泊していたのは、予約サイトで「評価5.0(満点)」とされる最高評価のホテルだった。
客室の化粧台に置かれていたのは、有名ブランドのミネラルウォーターに「ホテル専用」と印字されたラベルが貼られたボトルだった。外見上は何の問題もなく、一見したところ、ごく普通の飲料水にしか見えなかった。ところが一口飲んだ直後、女性は焼けつくような痛みに襲われ、慌てて吐き出した。
関連記事
中国各地で、80代の高齢法輪功学習者が相次いで拘束・収監されている。脳血栓や重度の高血圧を抱える人も例外ではない。
高齢者にまで及ぶ弾圧の実態を追う
中国で出国者への審査が強まっている。上海浦東国際空港では個人情報の記入やスマホ検査を求められたとの報告があり、米国では一部の中国人がパスポート更新を拒否されるケースも出ている
中国共産党(中共)財政部のデータによると、2026年上半期の国有土地使用権譲渡収入は9778億元にとどまり、前年同期比31.5%減少した。2021年上半期に記録した最高水準と比べると、すでに7割以上縮小している
ティム・ホートンズ中国事業は、2019年の進出以降黒字化できず、累積損失は約33億元(約700億円)に達した。第2四半期の売上高は前年同期比21.7%減、既存店売上高も17.8%減となった
中国の若者の間で、カメラやドローン、ブランド品などを購入せずレンタルする消費が広がっている。利用が急増する一方、7月の小売総額の伸びは0.6%にとどまり、内需拡大への影響も注目される