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イチゴの鮮度を長持ちさせる方法

イチゴはとても繊細な果物で、傷みやすくカビも生えやすいです。冷蔵庫に入れても、数日しかもちません。しかし、専門家によれば、イチゴを冷蔵庫に入れる前に、市販の身近なあるものを溶かした水で洗うと、鮮度を最長2週間まで延ばすことができるといいます。

イギリスBBCのリアリティ番組『グレート・ブリティッシュ・ベイクオフ』で優勝経験を持つベーカー、ナンシー・バートウィッスル氏は、SNSを通じて、食材を長持ちさせる裏技など、暮らしに役立つ豆知識をよく紹介しています。

最近、彼女はインスタグラムに動画を投稿し、約100万人のフォロワーに向けて「イチゴにあるものを加えて冷蔵するだけで、最長2週間も鮮度を保てます」と紹介しました。(こちらをクリックすると動画が見られます)

動画の中で彼女はこう語っています。「今スーパーから帰ってきました。イチゴを買いました。パッケージには『食べる前に洗ってください』と書いてありますね。これから洗い方をお見せします。農薬や細菌などを取り除くだけでなく、鮮度を延ばす方法です。さらに、イチゴから『ちょっとしたおまけ』も手に入りますよ。それもお見せしますね」

彼女は大きなボウルに、クエン酸小さじ2(またはレモン汁70ml、もしくは酢)と熱湯60mlを入れて混ぜ、クエン酸をしっかり溶かした後、水をさらに400ml加えました。その中にイチゴを入れてやさしく洗い、最後にしっかり水気を切ります。

「すすぐ必要はありません。水気を切って瓶に入れるだけでOKです。この方法なら、イチゴは冷蔵庫で2週間も保存できます」と彼女は説明しています。

アイスミルクにストロベリーシロップをかけたもの。(Shutterstock)
イチゴシロップをかけたアイスミルク。(Shutterstock)

 

美味しいイチゴシロップの作り方

さらに、バートウィッスル氏は、イチゴを洗った後の水も再利用できると補足しています。「その水を使ってポットの水垢を取ってみてください。とても効果的です。シンクの掃除にも使えますよ」

また、イチゴを下処理する際に、通常は捨ててしまうヘタの部分も取っておくよう勧めています。100gほどたまったら大きな瓶に入れ、同量の砂糖を加えます。

「イチゴのヘタと砂糖を入れた瓶を軽く振ってから冷蔵庫に入れてください。5日間、毎日取り出して振りましょう。すると、美味しいイチゴシロップができます」と、彼女は完成したシロップを見せながら、「5日後には、最も美味しく澄んだイチゴシロップが手に入ります」と語りました。

コーヒーフィルターで濾してから別の瓶に移せば完成です。アイスクリームやさまざまなデザートによく合うといいます。

アメリカの雑誌『Real Simple』でも、以前にイチゴの保存期間を延ばすコツが紹介されており、その中で酢を使う方法が取り上げられていました。

酢と水を1:3の割合で混ぜ、イチゴを数分間浸します。その後、イチゴを取り出してペーパータオルで軽く押さえ、水気を拭き取ります。清潔なペーパータオルを敷いたガラス容器に入れ、最後にフタをのせ(きつく閉める必要はありません)、冷蔵庫で保存する方法です。

酢には酢酸が含まれており、この酢酸が野菜や果物に付着した微生物を特有の酸味と刺激で死滅させ、保存期間を延ばす効果があります。

(翻訳編集 正道勇)

陳俊村