高市首相が経済安全保障推進会議のまとめを行った(首相官邸より)

高市首相 経済安保法改正を指示 サプライチェーンとデータ防衛を強化へ

政府は11月7日、首相官邸で第8回経済安全保障推進会議を開いた。国際情勢が複雑化するなか、高市首相はサプライチェーンや医療インフラを守る仕組みを強化し、経済安全保障法の改正に向けた検討を進めるよう関係閣僚に指示した。

高市氏は会議で、日本は戦後最も厳しく複雑な安全保障環境にあると指摘。その上で、造船能力の回復や重要鉱物の確保など、サプライチェーンの強靱化に向けた施策をさらに強化する必要があると述べた。あわせて、医療インフラを含む基幹インフラのセキュリティ向上や安定供給の見直しにも言及し、「変化や新たな課題に迅速かつ強力に対応していく」と強調した。

高市氏また、大胆な危機管理投資によって力強い経済成長を目指すとともに、経済安全保障の確保を確実なものにしていく」と述べ、小野田経済安全保障担当大臣に対し、法改正の検討を早急に開始するよう指示。関係閣僚には、小野田大臣と連携して経済安保政策の実効性を高めるためのシンクタンク創設など体制整備を求めた。

▶ 続きを読む
関連記事
政府は8月26日、第17回GX実行会議を開き、エネルギー安全保障の強化と経済成長の両立に向けた「パワーGX(POWERR GX)」の方針を示した。化石燃料の調達先を多角化すると同時に、原子力や国産の脱炭素電源を活用し、化石燃料への依存度を引き下げる。
赤沢経済産業相は紅海情勢の緊迫化を受け、日本向け原油の輸送ルートがアフリカ南端の喜望峰を回る迂回航路へ切り替わっていると説明した。輸送期間の長期化により、日本向け原油タンカーの9月の調達率は、本来の予定から一時的に8割へと減少する見通し
日本の国会議員3人は8月24日、北京に到着した。高市早苗首相による、中国が台湾を攻撃する可能性についての発言を巡り、日中関係の緊張が数か月間続き、中国側が規制措置を導入する中、議員レベルの政治対話の窓口を設けることを目指している。
防衛省が「退職自衛隊員・家族支援庁(仮称)」を約110人規模で新設へ。自衛官不足や若年定年制を背景に、再就職や家族支援を強化する一方、組織肥大化を懸念する声もある
高市早苗首相は8月21日、自身を巡る中傷動画や暗号資産に関する疑惑を否定した。30年以上にわたる政治活動で他候補を非難せず、自らの政策を訴えてきたと説明し、政治家としての信条を強調した