張又俠失脚の波紋 台湾情勢への影響はいかに 専門家の分析を整理
張又俠・劉振立の失脚は、今後の台湾海峡の情勢にどのような影響を及ぼすのか。専門家の分析をまとめた。
中国共産党(中共)中央軍事委員会副主席の張又俠と、統合参謀部参謀長の劉振立は国際社会で大きな注目を集めている。張又俠は長年にわたり、中共党首の習近平に最も近い盟友と見なされてきた人物であり、1979年の中越国境紛争に参加した数少ない実戦経験を持つ高級将校の一人でもある。
その張又俠の失脚は、中共軍の指揮系統に亀裂を生じさせ、今後の台湾海峡、さらにはインド太平洋地域全体の情勢に、予測困難な不確実性を加えるものと受け止められている。
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関係者によると、張又俠は中央軍事委員会本部の八一ビルで内部会議に出席する直前、関係当局によってその場で連行されたという
中国本土のネット上では、全国民・全軍に対して蜂起を呼びかける「全国人民に告ぐ」と題する文書が出回っており、大きな議論を呼んだ
張又侠ら軍首脳の調査が明らかになり、中共軍の実権構造に空白が生じている。軍権の集中と粛清の行き過ぎが、体制内部の不安定化を招く可能性も指摘されている
張又侠の拘束をきっかけに、習近平との対立が完全決裂に至った可能性が浮上し、党内で死闘が始まるとの分析が出ている