中国の軍隊。イメージ画像(MARK RALSTON/AFP/Getty Images)

張又俠失脚後 軍に異常な動き 情勢緊迫

張又俠、劉振立を巡る案件は国際世論にも大きな影響を及ぼしているが、中国共産党(中共)当局はいまだに事件の詳細を公表していない。両人を拘束したたとする経緯について、ここ数日、さまざまな噂が飛び交っている。最新の情報によると、中南海を巡る情勢は波乱含みの展開となっており、軍内部では緊張が高まり、長安街では軍や警察が厳重に配置されているという。分析では、中共政権はいま、大きな変局の局面に差しかかっていると指摘する。

北京市中心部や市内と郊外を結ぶ主要ルートにおける警備レベルが明らかに引き上げられている。北京市民は大紀元に対し、東単から北京駅にかけての沿道では、ほぼ「三歩に一つの詰所、五歩に一人の警備員」ほど、厳重な警戒態勢が敷かれていると語った。

元中共外務省職員の韓連潮氏は、Xに写真を投稿し、北京の長安街では軍、警察、憲兵、特殊部隊など、各部門が合同で警備に当たっていると明らかにした。

▶ 続きを読む
関連記事
2026年、中国共産党軍で進行する苛烈な大粛清を分析。習近平が自ら抜擢した将官さえ次々と葬り去る異常事態は、軍の指揮系統を麻痺させている。独裁者が求める「絶対的な安全」が国家最大の危機を招く
中国の全人代常務委員会で軍将領9人が一斉に罷免された。これは習近平が進める軍浄化の加速と「軍改革」の綻びを示唆している。一方で有力者の張又侠らは免れており、軍内部で激しい権力闘争が続く
米ワシントンのシンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」は、習近平が軍に対して行っている大規模な粛清が、中共軍の作戦能力に疑念を抱かせる要因になっていると発表した
中国共産党の重鎮、張又俠と劉振立の罪状が「政治問題」から「官職売買」へ変遷。軍内での権力闘争を汚職事件として処理し、刑事手続きを容易にする当局の狙いを、軍内部の情報筋や専門家の分析に基づき詳報する
軍関係者に近い人物によると、中共当局が張又俠と劉振立を「官職売買」の疑いで処罰する方向で準備を進めている