中国共産党統治下の中国では、報道の自由が厳しく制限され、調査報道は危険な仕事となっている。イメージ画像。(Frederic J. Brown/AFP/Getty Images)
なぜこのタイミングなのか 消えない違和感

中国 調査報道は命がけ 児童誘拐事件の記者急死で波紋

中国で調査記者が急死した。児童誘拐事件の逮捕発表直前という異様なタイミングである。過去にも社会不正を追った記者の不審死や拘束が相次いでおり、調査報道は命がけの仕事になっている。

死亡したのは調査記者・魏華氏(45)3月19日、「心臓疾患」で突然亡くなった。その2日後、警察は長年逃亡していた児童誘拐事件の重要人物の逮捕を発表した。

魏華氏は20年以上、児童誘拐や地下犯罪を追ってきた記者である。潜入取材で売買された乳児5人の救出に関わり、2023年には同僚とともに120日間潜入し、ミャンマー北部の詐欺拠点から6人を救出した。2025年には、北部最大とされる違法な代理出産施設に潜入し、その実態を明らかにしている。

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