販売開始直後に混乱が起きたマンション販売現場の様子。2026年4月13日、中国深圳。(映像よりスクリーンショット)
熱狂の裏に仕込みか

中国深圳マンション販売で乱闘騒ぎ サクラ動員疑惑も

中国南部・深圳で行われた新築マンションの販売現場で、購入希望者が押し合いとなり、警備員と衝突する騒ぎが起きた。しかし、その「人気ぶり」に対し、現場の証言からサクラ動員疑惑が浮上し、波紋が広がっている。

問題の物件は深圳市龍華区にある「幸福城臻園」。4月13日の販売開始当日、現地には長い列ができ、一部の人が柵を乗り越えるなど混乱状態となった。警備員がスプレーを噴射する場面もあり、現場は一時騒然となった。

その後、本紙が現場にいた複数の男性に取材したところ、「サクラとして参加した」との証言を得た。証言によれば、1人あたり約200元(約4千円)で動員され、柵を乗り越えるなど目立つ行動にはさらに報酬を上乗せしていたという。さらに別の男性も、開発側が熱気を演出するために人を集めていたと明かし、「実際の購入者はほとんどいなかった」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
中国経済は消費の低迷や不動産危機、投資減少により厳しい現状に直面しています。唯一の支えである輸出も世界的な反発に晒されており、今後の成長持続には不透明感が漂う背景と現状を解説します
中国の7月若年失業率は17.9%と過去3年の7月で最高水準に上昇した。1270万人の卒業生が就職市場に流入する一方、低賃金・不安定雇用が広がり、保護者からは「大学まで出した意味がない」との嘆きが出ている
数時間待ちだった「ケーキ界のエルメス」が、1年で約180店閉鎖。中国で「ご褒美消費」が冷え込んでいる
夏休みなのに、中国の習い事教室に生徒が来ない?
中国河北省で白菜へのホルムアルデヒド使用が問題となるなか、2012年の官製メディア報道では、同様の鮮度保持が中国各地で行われ、業界の慣行になっていた実態を伝えていた