2026年3月23日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアがイランと米国・イスラエルとの軍事衝突に情報を提供していると明らかにした。写真は2月24日、キエフで北欧およびバルト諸国の首脳らと会談した後、合同記者会見で発言するゼレンスキー大統領(Photo by Henry NICHOLLS / AFP via Getty Images)

撃ち落とさず無力化 ウクライナ新電子戦兵器「リマ」の実力

ウクライナは最近、防空ミサイルが不足する中、ロシアの無人機やミサイルに対抗するため、自国開発の電子戦システム「リマ」への依存を強めている。

このシステムは、ウクライナの防衛系スタートアップ企業「カスケード・システムズ」によって開発された。主な役割は目標を直接撃墜することではなく、飛来する兵器の衛星ナビゲーション信号を妨害・偽装し、軌道から逸脱させる点にある。

開発者の一人は、米ニュースサイトのポリティコに対し、たとえ衛星信号が遮断されてもロシアの長距離兵器は慣性航法によって飛行を継続できるが、精度は大幅に低下すると説明している。100キロメートルごとに約2キロメートルの誤差が生じる可能性があるとしている。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州のスーパーで冷却設備へのサイバー攻撃が相次ぎ、温度の急上昇で大量の食品が廃棄された。旅客機への爆破予告も続き、緊急着陸や戦闘機の出動に発展。各事件の関連性や実行者は確認されていない
欧州で航空機への匿名の爆破予告が相次ぎ、少なくとも27便に影響が出ている。緊急着陸や戦闘機による護衛、空港の一時閉鎖も発生。爆発物は見つかっておらず、各国当局が連携して背景を捜査している
米中間選挙で変わる米議会の勢力図。ウクライナ支援、イラン戦争、欧州への関税、台湾への武器売却にどのような影響を及ぼすのか
Googleは警察庁などと協力し、中国企業が130万台以上のネット接続機器に仕込んだ「XCPE」と呼ばれるバックドアを無力化した。
カナダで中共によるスパイ活動や外国干渉に関わる事件が相次いでいる。専門家は、安全審査や外国影響力対策の制度にはなお課題があるとして、国家安全保障体制のさらなる強化を求めている