欧州議会 越境弾圧に対抗する決議案を可決 中共の海外監視を念頭
欧州議会は6月16日、国境を越えた弾圧に対抗するための決議を採択した。決議では、越境弾圧の形態と対応方針について検討し、権威主義体制がヨーロッパ域内の民主主義と人権を侵害していることに強い懸念を示した。また、EUと加盟国に対し、連携を強化し、域外からの脅威に共同で対抗するよう呼びかけた。
この決議案は「越境弾圧への対抗 ヨーロッパの主権と民主的価値を守るためのEU戦略の構築」と題されたもので、特に中国共産党(中共)による海外での監視活動に焦点を当てている。決議は、中共が各種の海外組織を通じ、広範かつ組織的な監視、脅迫、強制帰国を進めていると指摘した。
また決議は、中共が学術界に圧力をかけ、チベットや台湾に関する研究を中止させようとしていることにも強い懸念を示した。さらに、台湾に関連する活動を中止するよう芸術家に求めるケースもあり、学問の自由と言論の自由を深刻に侵害しているとした。
関連記事
ウクライナの長距離ドローンがロシア領内深くを攻撃。ルビオ米国務長官は、ロシアの領空防衛が困難になり、戦争終結交渉の流れが変わりつつあるとの見方を示した
香港発ロンドン行きのキャセイ便がルーマニア上空で一時、管制との通信を喪失。NATO戦闘機が対応後に通信は回復し、機体は安全に目的地へ到着した
NATOのルッテ事務総長は、アンカラで開かれた防衛産業フォーラムで、中共政権、ロシア、北朝鮮の脅威に対応するため、防衛産業協力の強化を発表した。重要原材料、ドローン、ミサイル防衛などを柱に、兵器生産能力と供給網の強化を進める
フランス右派の指導者、マリーヌ・ルペン氏は7月7日、2027年のフランス大統領選挙への出馬を正式に表明した。各種世論調査では、フランスの右派政党「国民連合」は2027年大統領選で首位を維持している
マクロン仏大統領のシリア訪問中、宿泊先ホテル近くで爆弾が2度爆発し18人が負傷。車列は直前に現場を離れており、大統領は無事だった。アサド政権崩壊後初のEU首脳訪問を狙った可能性を指摘している