子供に関する親の最大の心配事はメディア=米調査

米調査会社インサイト・リサーチ・グループは5日、子供に関する米国の親の最大の心配事は、セックスや飲酒ではなく、テレビ視聴やインターネット利用に費やす時間の長さであるとの調査結果を発表した。この調査は、メディアによる子供への影響などを研究する団体コモン・センス・メディアの依頼で行われた。

調査は1138人の親を対象に実施。そのうちの約57%が、子供のメディア利用時間が長過ぎることを非常に心配・強く心配と答えた。一方、セックスや飲酒が心配だと答えたのは全体の約45%だった。

また、学校での様子を心配している親は55%、体重の問題を心配している親は46%と、いずれもセックスや飲酒の数字を上回った。

同調査によれば、親が最も心配しているメディアはテレビで、2位がインターネット、3位がビデオゲームとなっている。一方、ラジオや雑誌は最も安全なタイプのメディアだと考えられている。

また、子供がメディアから受ける影響を制限する最大の責任は、テレビ番組やインターネットコンテンツの制作会社ではなく、自分たちにあると親が考えていることも分かった。

[ニューヨーク 5日 ロイター]