あなたは今日、朝食に何を食べましたか?多くの人は朝食を重視していません。実は、長期にわたって朝食をとらないと胃炎や胆結石などの病を引き起こしやすくなります。
ドイツのエアランゲン=ニュルンベルグ(Erlangen-Nürnberg)にあるフリードリヒ・アレクサンダー大学(Friedrich-Alexander Universität)の研究によると、朝食をとらない人の寿命は平均2.5年短くなると指摘しています。また、アメリカのハーバード大学の研究では、朝食をとらないと心臓病にかかるリスクが27%増加すると示しました。
では、どんな朝食が健康によいでしょうか? 科学的に分析して、ご紹介しましょう。、
◎起床後、まずは水を飲む
睡眠中にたくさんの水分と栄養を失っているので、起床後の体は水不足状態になっています。起床してから即朝食をとるのではなく、500〜800ccの水を飲みましょう。
◎起床後20分経ってから朝食をとる
早く朝食を取ってしまうと、胃腸の休息を妨げ、消化器官が長期にわたり疲労状態になってしまいます。また、朝食直前に多くの水を飲んではいけません。朝食と昼食の間は4~5時間、開けることをお勧めします。
◎良い朝食には三つの要素が必要
ドイツの栄養学会は合理的な朝食について、三つの要素を中心にして提案しています。つまり、1日のカロリー合計の内、炭水化物、たんぱく質、脂質をそれぞれ、60%、10〜14%、25〜30%を占める分量が適当としています。
炭水化物は例えば主食であるパン、ご飯、肉まんなどがあり、たまご、牛乳、豆乳、肉などがタンパク質源となります。そして、果物や野菜を加えます。最後に1さじのナッツを足せば最も理想的な朝食になります。各々の分析は以下の通りです。
◎5種の穀根茎類を主食にする
5種の穀類はおかゆ、澱粉類、麺類、ご飯、パン、クッキーを含みます。糖類が豊富で人体が必要とする基礎的なエネルギーを提供してくれます。
◎果物を補充する
朝食後に果物を加えれば、より良い品質の朝食になります。果物はビタミンA、Cの源で、ビタミンB群・繊維質・ミネラルも含むので、腸の蠕動を促進し、体内の酸性とアルカリ性のバランスを取ってくれます。美容と健康に不可欠な存在です。
◎乳製品を取り入れよう
高品質のたんぱく質は豊富なカルシウムを含み、牛乳、羊のミルク、低糖ヨーグルトなどがあります。
上述の原則に沿った朝食メニュー
(1)牛乳1杯、ハチミツを塗ったトースト2枚、焼いたベーコン2枚、煮卵2個
(2)スキムミルク、サンドイッチ、バナナ1本、ドライフルーツ50g
(3)米、小豆、ピーナッツ、クコの実など8種類の豆類・穀物を含む「八宝粥(はっぽうがゆ)」にリンゴ1個
(4)ワンタン入りスープ一杯、肉まん2個
朝食は私たちの健康に関わる重要な要素が入っています。さー、明日からさっそく健康的な朝食を摂りましょう。
(翻訳編集・豊山)
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