ニューヨーカーやパリジャンを驚嘆させた中華伝統芸術の復活を掲げる神韻芸術団。舞台上で披露する短編劇の多くは中国古典を元に作成され、人の善良さや忠義、高徳などをモットーとする。1月28日東京公演も満場で迎え、一団は観客に感動をもたらした。
不動産開発会社を経営する宮崎悦朗さんは、数千年の長い歴史を経て築かれた中華文化には、日本を含め世界中の文化の原点があると語った。神韻は、人類の遺産となる神仏が伝えた文化、古典芸術の復興を掲げる。舞台は「私たちにはこんなにも素晴らしい世界があると思わせる」と宮崎さんは述べた。
「ダンサーたちはオリンピックに出れば全員金メダルを取れるのでは」不動産会社を経営する竹野允彦さんは、高い身体能力を評価した。またソプラノ歌手の歌声は「人間のものではないかのよう、感動して涙が出た」と語った。
日本の音楽大学を卒業した中国人歌手・韓暁娟さんは、音楽と演出のなかで、団員たちが自己の使命を果たそうとする思いが伝わったという。「中国文化を観ることが出来てとても感動しました」
また、法輪功迫害に関するストーリーについて、関心を向けた。「中国国外でも(共産党の)プロパガンダがあります。しかし、長く受け継がれた伝統を失わせることはできません」と述べた。
五千年の伝統文化復興を掲げる神韻芸術団。東京公演は1月28日~30日に文京シビックホール、埼玉公演は1月31日~2月1日に大宮ソニックシティ、福岡公演は2月4日~5日にサンパレスホテル&ホールで行われる。神韻芸術団について詳しい情報やチケット購入については、ja.shenyun.comの公式サイトへ。
(編集・甲斐天海)
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