米大人気のテレビシリーズ「ザリトルピープル、ビッグワールド」は、身長の伸びない、いわゆる小人のカップルであるマットとエイミーのロロフ夫妻、その4人の子供たちの生活をとらえたリアリティ番組だ。
4人の子どもの中で唯一、小人として生まれたのはザックだけ。その人生は並大抵なものでもありませんでした。子供の頃の大手術を含め、彼は小人症に関わる深刻な健康問題と闘わなければならなかったからです。
身長が4フィート4インチ(133㎝)しかないため、ザックは小さな人々を念頭に置いて作られていない世界に対応しなければなりませんでした。
しかし、ザックの人生は、2010年のトリとの出会いをきっかけに変わります。ピープル誌で「私たちの最初のデートは5時間喋りっぱなしだったのよ。そしてそれ以来ずっと一緒にいるの」とトリは語っています。
ザックは、貝のように凝り固まった僕を彼女は外の世界に連れ出し、僕を社交的にしてくれたと語っています。トリはテレビに出演することへの恐怖はありましたが、すぐに常連となりました。全国のファンは2人の関係を歓迎してくれたのです。そこでザックは家族の農場で結婚することを提案し、式が行われました。
トリは妊娠し、ジャクソンという美しい男の子が生まれました。赤ちゃんもまた、軟骨小形成症でした。これは、小人症の最も一般的な形態です。彼女は「ただ、息子が父親のように思いやりと優しさを持つ子に育ってくれたらいいと思ってる」と答えています。ザックは子育てについて「息子が人生でやりたいことは何でも、私たちは手助けするつもりです。それが今の私たちの仕事なんだ」とも述べています。
最近、2人はウィラメット川でロマンチックなポートランド旅行に行き、そこで4周年を迎えたのです。トリはインスタグラムに、ザックとの過去4年間は「神様からのギフト」だったと投稿しました。彼女は夫に心からの敬意を表して、次のように書いています。
「あなたは私が見てきた誰よりも思いやりをもつ優しい人です。そして私はあなたが良い夫、素晴らしい父親になっていくのを見るのが大好きなの」トリはまた、11月に生まれる女の子の赤ちゃんについても言及しました。 「あなたは私に妻になって母になるという贈り物をくれました! 2回も!」
しかし、妊娠初期につわりがひどく、ジャクソンを妊娠していたときよりも、はるかに早く体重が増えたため、2回目のマタニティライフは容易なものではありませんでした。 「これを巡っては自分の体を受け入れるのに苦労した」とインスタグラムの投稿に書いているほどです。
また、彼女は自分の体験についてオープンに発信しているため、度々ソーシャルメディア上の人々から批判と否定的なコメントをもらうことがあります。しかし、そのような批判にも屈せず、最高の母親であり妻となることにのみに焦点を当てているのです。
インスタグラムで次のように書いています。「私はできる限り、最善を尽くしているの。それがすべて。息子と私たち家族を信じられないほど愛しているのだから。彼らのためならなんでもできると思えるほどよ」育児と現代生活のすべての不安の中で、トリとザックが家族や2人の関係を大事にしているのは本当に素晴らしいことではないでしょうか。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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