コーヒーには覚醒作用があり、気分をリフレッシュする効果がある。しかし、コーヒーに含まれるカフェインは中枢神経を刺激するため、飲む時間を間違えると、かえって不安、あせり、不眠になり、さらに鉄分の吸収にも影響するという。
台湾の栄新診療所副院長・何一成氏によると、コーヒーは飲み過ぎると、腎臓からカルシウムが排出されるのを促進するため、長期的に飲み過ぎの状態が続けば骨が脆くなってしまう。そのため、コーヒー(お茶も含む)は一日に飲む量は600ccを超えないようにするのがいいという。
カフェインは中枢神経と筋肉を刺激し、思考力と記憶力の増進や筋肉疲労をとる作用を持つのだが、飲むタイミングを誤ると睡眠の邪魔をしてしまう。そのため、日勤の会社員は昼以降は飲まないようにし、夜勤の場合は、疲れているからといって夜勤明けに飲むのは避け、夜勤前に飲むようにすれば、夜勤明けにちょうどよく眠れるだろう。
何一成氏はまた、レストランなどで食後すぐにコーヒーやお茶を飲む人がいるが、それは鉄分の吸収をしづらくし、それが原因で、月経血量が多かったり、常に貧血による目まいがする女性もいるという。
特に、鉄分不足による貧血症と診断された人は、少なくとも食後一時間はコーヒーやお茶は飲まないように心がけ、かつ一日に飲む量は500ccを超えないようにするのが望ましいという。
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