約56年間続けてきた美容室を1ドルで従業員に売った美容師

ニュー・ヘブン・レジスター紙の報道によると、地元美容院のオーナーであるピオ・インペラティさんが、15年間勤めた従業員のキャシー・モウラさんに1ドルで店を提供したそうです。

79歳のインペラティさんは、モウラさんのことを「とても良い美容師」と表現し、いつも模範的な社員であったと称賛しています。

たった1ドルで店を譲ったインペラティさんが理容師の仕事を始めたのは15歳でした。20歳のときに家族とともにイタリアからアメリカに移住しました。アメリカで就職するためには、夜間学校に通って英語を学び、免許を取得する必要がありました。1965年に初めて理髪店を開業して以来、約56年間、場所や形態を変えながらも営業を続けてきました。

彼は、彼女にサロンを売却した後も友人として付き合い、現在はひとり立ちした彼女のもとで美容師として働いているそうです。

彼は、「美容室をいつか素晴らしい人に譲渡したいという夢がやっと叶った」と語りました。

モウラさんが美容室を買った後、インペラティさんは家賃を払うだけでよくなり、設備や消耗品を買わなくてよくなり、新しい顧客を見つける必要もなくなったので数万ドルの節約になりました。

現在32歳のモウラさんは、15年前、学校を卒業したばかりで何の経験もなかったため、仕事を見つけることができなかったと振り返ります。彼女は当時、担任の先生から、インペラティさんの美容院を訪ねてみたらと電話番号を教えてもらったそうです。彼女は美容院見習いの機会をつかみ、その後無事に採用されました。

モウラさんは「私たちは家族のように一緒に成長してきた…… 美容院に来るすべての人に、同じように接しているわ。インペラティさんのように、ここで働く人にはキャリアを成功させて、最高の自分を手に入れてほしいとずっと願っている」と語りました。

(翻訳・清水慧美)