あなたの家で一番汚れている場所はどこですか?多くの人は、トイレや玄関と答えるのではないでしょうか。しかし、実は意外なところに汚れは隠れているのです。以下に掃除するときに気をつけるべき場所を紹介します。
浄水器
よく水道の蛇口に浄水器などを付けているのを見かけますが、長い間つけっぱなしにしてはいないでしょうか?外さずにいると、飲用水も歯磨きの水も、黒くカビの生えたもので濾過されているかもしれません。
掃除方法:数ヶ月に一度、蛇口の先から浄水器を外し、酢水に15分以上浸けてください。(元に戻す方法は事前に確認) その後歯ブラシでやさしくこすって汚れを落とし、よくすすいで蛇口に戻してください。
取っ手やスイッチ
冷蔵庫のドアの取っ手、照明のスイッチ、そしてもちろんトイレの水洗レバーもです。これらのハンドルは小さいため掃除の際に見落としがちで、ほとんどの人は床やカウンターなどの大きなものばかりに気を取られています。しかし、この取っ手やスイッチ類は誰もが触るものなので、細菌に汚染される可能性が最も高いのです。
掃除方法:掃除の時、マイクロファイバークロスに適当に洗剤を含ませて、取っ手やスイッチ類を拭いてください。
棚の上
棚と天井の間は、忘れられた食器や気づかない観葉植物、たくさんのホコリや汚れがたまりやすく、見えないところでもあるのです。
掃除方法:家にあるはしごと、掃除機(または乾湿両用掃除機)のノズルを取り出してきて掃除しましょう。もしくは、小さな箒とちりとりを使って掃除することもできます。このような場所は、大量のホコリはたまらないので、毎週掃除する必要はなく、月に1回程度でよいでしょう。部屋の掃除の前に、これらの場所を先に掃除し、ホコリをすべて落としてから棚の下の掃除に取り掛かりましょう。
浴槽
シャワーや入浴後の残り湯には、カビや菌類、ブドウ球菌が繁殖することがあります。
掃除方法:細菌の繁殖を抑えるため、使用後は浴槽やお風呂の表面を乾燥させて下さい。また、家族で毎日使うお風呂は、週に3回程度、定期的に消毒することが大切です。
スプレーボトルに3%以上の過酸化水素を含む製品を入れ、お風呂の近くに置きましょう。その後乾いたお風呂に軽くスプレーするだけで、完了です。循環式浴槽の場合は、メーカーの指示に従い、毎月パイプに消毒液を循環させてください。
冷蔵庫の中
ベタベタしたテイクアウトの箱、忘れかけた食べ物の残り、それらは毎日たくさんの手で運ばれます。つまり、冷蔵庫の中は汚れているだけでなく、間違いなく一番最後に掃除することになるのです。電子レンジも同様です。
掃除方法:化学洗浄剤の使用は避けましょう。シンクにお湯を張り食器用洗剤を入れてから、冷蔵庫の棚を取り出してください。シンクですすぎ、マイクロファイバークロスで拭き取ったら、冷蔵庫に戻します。上記の手順を繰り返し、各棚を清掃しましょう。
キッチンシンク
キッチンのシンクは湿度が高く、食べ物の残りかすが混ざっているため、水を流したトイレよりも汚れていることがあります。
掃除方法:シンクは毎日石鹸で清掃し、週に1〜2回台所用洗剤で消毒します
浴室トイレの周りの壁
トイレの周りの壁が汚れていることは知っていても、実際にどの程度汚れているかは知らないものです。
掃除方法:有機物を分解する酵素系洗浄剤が最適です。壁にスプレーして数分間放置し、酵素を作用させます。その後、濡れたタオルで拭いてください。
テレビリモコン
汚れた手でリモコンに手を伸ばすことはありませんか。家で体調を崩し、一日中テレビの前でチャンネルを変えているときでも、きれいに拭こうと思うことはほとんどないでしょう。そのため、家庭内で最も雑菌が繁殖しやすいアイテムのひとつとなっています。
掃除方法:消毒用ウェットティッシュで拭くことを心掛けましょう。また、アルコールを染み込ませた綿棒で、キーの隙間を掃除することもおすすめします。
キッチンコンロの下、側面、背面
コンロとキッチンカウンターの隙間に食べ物をこぼし、すぐに片付けなかったことはありませんか。コンロの熱は雑菌の温床になります。
掃除方法:コンロを壁から引き離す必要があります。コンロの底面に家具用のキャスターを使えば、簡単にできますし、床の保護もできます。 背面にホースがあるガスコンロの場合は、ホースをできるだけ引き出してください。プラスチック製のパテナイフで汚れを削り取り、コンロの側面にオーブンクリーナーを吹き付けます。コンロに隣接する棚と床は良質の万能クリーナーで拭き取ります。
歯ブラシ収納ホルダー
歯ブラシを収納するホルダーは洗いにくいだけでなく、トイレの近くに置かれることも多く、水を流したときに水しぶきでわずかながら排泄物が付着する可能性もあります。この問題を解決する方法は簡単です。歯ブラシを取り外し可能で、お手入れの簡単なカップに入れるだけです。
掃除方法:漂白剤を少し混ぜたぬるま湯にカップを入れ、30分ほど浸けておきます。よくすすいだ後、さらに30分ほど水に浸けて漂白剤の残留物を落とします。食器洗い乾燥機対応のカップを使うと便利でしょう。
作者について:『Better Homes and Gardens 』誌とウェブサイトは、屋内環境や庭の改善、レシピ、娯楽に関するアドバイスやアイデアを提供することに特化しています。 BHG.comオンラインをご覧ください。
(翻訳:春野瑠璃)
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