子犬を飼っていると、愛犬が歯を見せて楽しそうに笑っていることに気づくことがあるかもしれません。 しかし専門家によると、子犬は人間のように心から笑ったりはしないようです。
英紙「デイリーミラー」によると、いつも笑っているように見える子犬もいますが、その表情は必ずしも幸せを示すものとは限りません。 子犬は人間のように感情を表現することができないので、人はしばしば子犬のボディランゲージを誤解してしまいます。
子犬の行動学者であるキャロリン・メンテイスさんは子犬が歯を見せることは通常、幸福を意味せず、嬉しいときには尻尾で笑うのだと説明しています。
人は言葉や音で感情を表現することが多いですが、子犬はボディランゲージや微妙な動きで人とコミュニケーションをとることが多いと言われています。 子犬への「話しかけ方」を知らない人は、これらの動きを見落としがちです。
メンテイスさんは子犬との「会話」の仕方を知れば、不安、恐怖、喜びなど、子犬の気持ちがわかると言います。
もちろん子犬の中には人間と同じように、仲間より騒がしい子もいます。 特に興奮して遊んでいるときは、仲間や遊び相手を探そうとして、吠えたり、鳴いたり、喘いだりすることもあります。
メンテイスさんによると、子犬が人間の笑いを認識し、またそれがポジティブな感情であることを知っていて、中には飼い主を笑わせるために、いろいろなことをしようとする子犬もいるようです。
最近、ネットなどでは、ドヤ顔で人間のようにソファに座ったり、2本の足で立って佇んでいたり、とても人間くさい仕草をしている犬の動画がアップロードされていて、人気がありますが、もしかしたら、彼らは私たちが知っている以上に、人間の事を知っているのかもしれませんね。
(翻訳・里見雨禾)
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