岸田文雄首相は1月5日、官邸に設置されたG7広島サミットのカウントダウンを表示するボードを紹介する (Photo by STR/JIJI Press/AFP via Getty Images)

「ポケット縫いなさい」木原誠二氏のポケットに手…海外メディアも注目

木原誠二官房副長官が両手をポケットに入れた姿が偶然映し出されたことが英語圏でも取り上げられている。報道は木原氏が母親に「ポケットを縫うように」助言されたことを強調し、日本国民の反応に関心を寄せた。

14日の日米首脳会談後、米ワシントンのホワイトハウス近くの大統領迎賓館「ブレアハウス」前で、記者団に対応する岸田文雄首相から後方数メートル離れたところでポケットに両手を入れ、空を見上げる木原氏の姿が報道陣のカメラに映った。その後、写っていると気付くと目線を落として手を前で組み、姿勢を正した。

木原氏は17日、コメンテーターとして活躍する生田よしかつ氏のユーチューブ番組「魚屋のおっチャンネル」に出演。謝罪するとともに「変な話だけど歩きながら考えるタイプなんですよ。昔から、勉強も何も。いつもポケット入れて」と釈明した。

さらに、滅多に電話をかけてこない母親から「恥ずかしいから、ポケットを縫いなさい」と叱責を受けたことを明かした。母親は「『親の顔が見てみたい』とうコメントも届いた」とも言われているとも述べた。

英紙ガーディアンやカナダ紙グローバルテレビジョンネットワーク、米フォーチュンなどは、この一幕について取り上げた。礼儀を重視する日本ではポケットに手を入れていることが無礼だとみなされるとも説明している。

こうした振る舞いをとった政治家は、ほかにも英国のボリス・ジョンソン元首相や東京マラソン表彰式の際に上着に両手を突っ込んでいた東京都の小池百合子都知事がいると報じた。

木原氏は官房副長官として岸田文雄首相の1週間にわたる外遊に同行。先進7か国(G7)メンバーの欧米5か国歴訪を終えて15日に帰国した。

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