台湾の次期総統、頼清徳氏は4月30日、台湾を訪問した自由民主党の鈴木貴子青年局長一行と会談した。総統府によると、頼氏は、5月20日に総統に就任した後も、「各方面での協力関係をさらに強化することを期待している」と述べたのに対し、鈴木貴子衆院議員は日台関係は今後、「必ずさらに強固になるだろう」と応じた。
頼氏は、日台関係の歴史的に深い絆を念頭に、コロナ時に台湾にワクチンを寄贈したことや、花蓮沖地震で受けた日本各界からの支援に謝意を表明、「両国の国民は非常に良好な関係を築いている」と述べた。鈴木氏は台湾東部・花蓮沖地震への見舞いと、能登半島地震での台湾からの支援に対する謝意を表明し、「日台関係は一層強固になるだろう」と強調した。
頼氏はまた、中国の脅威が増す中、日本と台湾は民主主義、自由、人権という同じ価値観を共有していると述べ、地域の覇権主義(中国共産党)が台頭し、地域の平和と安定が危ぶまれる中、就任した後「台湾はあらゆる面で日本との協力を強化し、台湾と日本が共に繁栄する状況を作る」と述べた。
頼総統と蕭副総統の二人の将来に対する期待について、 鈴木氏は「日台がともに力を合わせ、地域に希望と平和と安定をもたらすことだ」と語った。その後、鈴木氏一行は蔡英文総統とも会談し、花蓮沖地震地に対するお見舞いとして、自民党が47都道府県の地方組織と政府で集めた寄付金の目録を蔡氏に手渡した。
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