亡き飼い主懐かしみ 生前のコースを毎日歩くブラジルの子犬

万物に霊があり、子犬もそうです。ブラジルのカサパヴァ・ ド・ スル(Capaçava do Sul)には秋田犬ソル(Thor)がいます。亡くなった飼い主を懐かしみ、生前に毎日歩いていた道をなお歩き、この忠実な子犬はこの地域で有名になっています。

2015年に、ソルの主人カンタレッリ(Claudio Cantarelli)さんが亡くなった後、ソルは悲しみに暮れ、食事を摂らずに一日中庭にうつぶせになり、全く動きませんでした。

その様子を見たカンタレッリの隣人のフレイタス(Saionara Freitas)さんは、ソルを悲しく思い、引き取って世話をしました。それでもソルは、元の主人のことが忘れられませんでした。

カンタレッリさんが亡くなって2年後、ソルは徐々に悲しみから抜け出せましたが、生前カンタレッリと10年以上も共に歩いた散歩道をずっと覚えていて、今も欠かさず同じ道を歩き続けています。

フレイタスさんによると、このルートは動物病院、宝くじ売り場、カンタレッリさんとソルが、昼食を共にしていた道端の軽食屋を経由しているといいます。フレイタスさんは何度もソルをひそかに追跡し、毎日どこに行っているのか見てみたところ、同じルートを歩いていることが分かったそうです。

フレイタスさんによると、ソルは宝くじ売り場に到着すると、建物の外の決まった場所に座ります。それは生前カンタレッリさんが宝くじを買うのをソルはそこで待っていたからだといいます。

彼女は、その姿を見て、目に涙があふれてきたと言います。彼女はずっとカンタレッリさんが再び戻ってくることを望んでいたようです。

ソルは毎日いつこのルートを迂回しているのでしょうか。フレイタスさんによると、毎朝朝食をあげた後、ドアを開けてソルを外に出させるといいます。ソルは午前中まるごと散歩に出かけ、帰ってきたら昼食を食べて、少し休んだ後、また散歩に出かけるそうです。

ソルは現在、もう若くはありませんが、幸いにもフレイタスさんが世話をしてくれています。彼女によると、カンタレッリさんは亡くなる前、ソルを恋しく思っていたそうです。フレイタスさんも年を取りましたが、まだカンタレッリさんの代わりにソルの世話をすることができます。