98歳の高齢でも週7日働く アメリカ人男性が長寿の秘訣を語る

5月にちょうど98歳を迎えたアメリカ・イリノイ州の男性ジョー・グリア(Joe Grier)さんは現在も働いており、しかも週7日働いています。彼はおそらくアメリカで最も高齢のフルタイム従業員でしょう。彼がなぜ長寿で、健康で、仕事を楽しんでいるのか、その秘訣は何でしょうか?

グリアさんは1925年5月9日生まれで、前世紀の40年代にはアメリカ軍に従軍したことがあります。現在もシカゴの「Victory」という会社でトロフィーやメダルの金型製作に携わっており、週7日働いています。

グリアさんは5月20日に教会で行われた式典で表彰されました。この式典にはシカゴ市長や議員も参加しました。

グリアさんは式典で、「私の気持ちは本当にポジティブです。私は幸せな人間です。不運な事を喜びに変えて、逆境を乗り越えてきました。 まだここにいることを神に感謝します」と言いました。

グリアさんは、自分がなぜ毎日働き続けるのかをよく尋ねられると話し、「働くことは私を良い気分にさせてくれます。自分が長い間関わってきたことに自分自身を捧げることができます」と述べました。

グリアさんの上司によると、技術者であるグリアさんはすべての同僚の指導者であり、何から何まで彼らに教える存在だと言います。

高齢者が散歩する図解。( hamahiro / PIXTA)

長寿の秘訣は何でしょう?

グリアさんは自身の長寿の秘訣について「自分の考えをコントロールしています」と語ります。

彼は仕事を「仕事」とは捉えず、「店に行く」と言い換えています。彼はネガティブな言葉を使わず、問題を機会としてとらえています。

彼は「問題をどのように見て、どのように対処するか次第で、それらはもう問題ではなくなります」と語ります。

さらに、グリアさんは人生を楽しんでいると言います。

「私はよく笑うし、笑うことは簡単です。それはたぶん、長い年月を生きてきたからで、経験したことの多くが面白いことだったからでしょう」

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パンデミックの中でさえ、彼は週7日働いていました。会社の工場で同僚に指導を行ったり、機械をアップグレードしたりしていました。

彼は長く働いてきたので、どんな問題が起きても動じず、驚くこともないと言います。「次の問題が何であれ、それを解決します。いったい、次は何が起きるでしょうか?」

 

陳俊村