乳製品の消費低迷に生産コスト高騰 廃業する牧場相次ぎ、乳牛の「殺処分」も=中国
深刻な経済不況下にある中国では、乳製品消費量の低迷が続き、廃業に追い込まれる牧場が相次いでいる。乳業の業界関係者によると、多くの乳製品関連企業が淘汰されるなか、かろうじて廃業には至っていない牧場でも生き残りをかけて、コスト削減のため乳牛を売却するなどしているという。
河北省のある大規模酪農場の責任者はこのほど、上海の官製メディアの取材に対し、「最近、飼料価格が高騰している一方、乳価は下がり続けている」と明かした。
この責任者によると「私の農場では、これまで乳価は比較的安定していたが、最近は原価を下回り、1キロあたり3.6元(約71円)まで下落した」として、市場の先行きへの懸念を語った。そのため、今では毎月の損失を少しでも抑えるために、一部の乳牛を売りに出したり、殺処分するなどして飼育頭数を減らしているという。
関連記事
中国・広東の広場でまた無差別襲撃。5人死傷か。しかし情報は即削除、真相は見えず
中国が黄海・東シナ海に最大40日間の異例な空域制限を設定し、軍事・政治的意図に国際的関心が高まっている。演習未公表の不透明な措置は作戦準備や対外的圧力の可能性が指摘され、習近平の対外会談を控えた政治的メッセージとの見方も出ている。
中国の麦畑で地下水が赤く変色。農家は「怖くて食べられない」。それでも市場へ…この実態、見過ごせる?
中国で4月に大雪。開花した果樹が直撃され「もうだめだ」と声を詰まらせる農家も。「雪を止めてほしい」と祈る姿まで…
無関係の市民を狙う無差別襲撃が相次ぐ中国。本紙取材で「1日数十件」に上る実態が判明。しかも多くは公表されず、情報は封じられている