日米の警察当局は27日、中国の「高度かつ攻撃的な世界規模のサイバー戦」についてセキュリティーを強化するよう呼びかけている。写真はデータを確認するフランスの法執行機関員 (Photo by THOMAS SAMSON/AFP via Getty Images)

日米警察当局、中国の「攻撃的なサイバー戦」に注意喚起 隠密性高い手口でルーター乗っ取る

日本の警察庁と米国家安全保障局などは27日、中国と関連するサイバー攻撃グループ「BlackTech(ブラックテック)」について、合同で注意喚起を発出した。日系企業の海外子会社のルーターに侵入し、本社のシステムにアクセスする手口が確認されており、日米当局は中国による「高度かつ攻撃的な世界規模のサイバー戦」に対するセキュリティーの強化を呼びかけている。

ブラックテックは政府機関や防衛産業に限らず、ハイテク企業や一般産業、メディアなども標的とし、知的財産や機密データを盗む。海外子会社のインターネットに接続されたルーターの脆弱性を悪用し乗っ取り、日本の本社のシステムに侵入する手口が多用されている。その活動は2010年頃から確認されており、日本国内でも被害が続いている。

侵入の足がかりとなるポイントを構築すると、海外子会社と本社を接続しているルーターを中継インフラとして利用する。信頼された内部のルーターを通じて、本社や他拠点のネットワークへ侵入を拡大する。

▶ 続きを読む
関連記事
名古屋地検特捜部は、愛知県の新型コロナ対策補助金を不正に受給した疑いで、病院を運営する医療法人の理事を再逮捕した。架空の消毒作業などを装い、1億4840万円をだまし取った
紀州の梅が雹で傷が入り被害に。梅干し企業は原料を中国産の梅で対応する声が高まっているが、原料が海外産に切り替わると、将来も国産の梅に戻らなくなるおそれがあるとして、加工品で対応する企業も出てきた
フェルメールの代表作である油彩画「真珠の耳飾りの少女」が8月21日〜9月27日の期間、大阪・中之島美術館で展示される予定
3月14日から、JR東日本が大規模な運賃改定を実施する。1987年の民営化以降、初めてとなる本格的な運賃改定となる。他社にも同様の動きが広がる
AI技術の急速な発展の影で、2026年のPCおよびスマートフォン市場に深刻な価格上昇の波が押し寄せている